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Channel: 中華街ランチ探偵団「酔華」
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「錦里」にて変面ショーを見ながらランチ

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 「大珍樓本店」跡に先月オープンした「錦里」。お城か大きな館の門のような扉が付いていて、なんとなく入りにくい雰囲気で、しばらくは前を通るだけだったのだが、先週、思い切ってドアを開けてみた。

 すると目の前に現れたのは、舞台の背面。他の中小店舗あたりだと一瞬にして1階フロアの全貌が見渡せるのだが、ここは舞台を回り込まなければ中の様子は分からない。

 すぐに店員が出てきて、何人かと訊かれたので、一人である旨を伝えると舞台横の席に案内された。ここで初めてフロアのほぼ全貌が見えた。


 12時を過ぎているのにお客さんが少ない。新しい店だからまだあまり知られていないのだろうか。
 外壁に貼られている案内では、12時30分から変面ショーが始まると書いてある。もう満席でもよい頃だと思うのだが……


 ま、そんなことはいいか。どのランチを選ぶかが問題だ。いろいろある中から、重慶よだれ鶏に決めた。
 ここは四川料理の店なので、これがいいだろうと思ったわけだ。

 注文後、普通ならご飯+漬物+スープがまず運ばれてくるのだが、なかなか出てこない。
 その間、暇だからメニューブックを読書しながら待つ。


 しばらくして運ばれてきたのが、これ。
 すべてをお盆にのせた一気出しだ。
 手前右から、なかなか美味しいスープ、メインの重慶よだれ鶏、お代わり自由のライス、サラダか漬物かよく分からない一皿、アイスコーヒー、デザート。
 アイスコーヒーには氷が入っているので、最初から出してしまうと、氷が解けて薄くなってしまうと思うのだが。
 でも、これがあって良かったと、あとになって思う。


 重慶よだれ鶏。ものすごく辛そうなタレが大量にかけられている。


 鶏肉の下には昆布とモヤシが敷き詰められていた。やはり鶏肉だけでは飽きてくるからね。ときどき、下積みの連中を食べながら味変をしていく。

 さて、肝心のお味だが、旨いけど辛い、といった印象だ。とにかく辛い。口中でご飯と混ぜながら、食べる進むうちに、舌がヒリヒリしてくる。
 もう我慢できないという状態になって水を飲むのだが、ときどきアイスコーヒーを流し込んで味変をする。

 あまりの辛さに悶絶してしまったが、ご飯をお代わりして食べ進むうちに…… 


 変面ショーが始まった。時間は12時40分頃だったろうか。周囲を見るとすべての席にお客さんがいた。首に社員証をぶら下げた人たちが結構来ている。近隣の会社員のようだ。
 この時間帯にここでランチを食べているということは、NTT関連の社員かな。

 変面ショーというのはこんな芸だ。
 間近で見ているのに、お面を変える瞬間が見えない。そして最後には素顔が現れた。これで終わりと思ったら、まだあった。
 もう一回、お面に変化したのである。どうなっているんだろう……

 ショーを見ている間は完全に箸が止まってしまった。一瞬の芸だからその瞬間を見逃せないからね。
 でも、この時間が自分にはよかった。おかげでヒ~ヒ~状態の口中をしばし休ませることができた。
 

 食後のデザート。これが豆花なのかな。美味しい♪
 横に添えられている白いモノは何だろう……
 麻辣になった口中を鎮めてくれる。これは洗面器いっぱいに入れて食べてみたいと思った。

 それにしても、こんなショーを見ながら680円でランチが食べられるなんて嬉しいね。ただ時間が時間だけに、サラリーマンにとっては近隣の事業所の人しか行くことはできないけど。
 
 むかし、伊勢佐木町の入口にあるイセビルの地下で、カラオケ歌い放題のランチというのがあった。あれは複数の仲間と行かなければ、食べて歌ってということはできなかったが、こちらはお一人様でもOK。ただし、一人だと私のように舞台横のテーブルに案内されてしまうから、できれば4人がおすすめだ。舞台前面のテーブル席に座れるかも。
 昼休み時間に余裕のある方は、一度行ってみたらどうかな。


 食後の散歩。
 今年もNTTの庭にヒマワリが植えらえた。福島支援は続いている。
 

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