2階に上がると、例のホステス2人とウェイターがいた。
もうこの時間になると酔いも覚め、ほとんどシラフの状態に戻っている。そりゃそうだ、酒は1杯しか呑んでいないんだからね。眠ってしまったのは睡眠薬のせいだ。
ここで返金の交渉を始めた。しかし、相手はなにも不正なことはしていないという。酒は1杯で何万円とか、ツマミが1万とか喋りはじめた。
しかし、私は寝込んでいたのだから、請求されたことすら覚えていない。
強硬に返金の交渉をいていると、奥の方から怖そうな中年男性が出てきた。
いかにも用心棒といった風情だ。
≪あぁ…これはヤバイな……≫
と、内心ビビるが、こっちも強気で向かう。
しかし相手の方はプロだ。
『なに、ゴチャゴチャ言ってるんだ! 本来なら簀巻きにして大岡川に放り込まれても仕方ねぇんだぞ! 早く帰れ」
口も達者だが、手も早そうだったので、私はこれ以上ねばるのはあきらめた。
しかし、そうはいっても、終電は行ってしまったし、タクシー代もない。
そのことを訴えると、男は財布から千円札を2枚出して、「これで帰れ」と。
今から考えると、ずいぶんと優しい用心棒だったんだなと思う。
結局、もらった(?)金で行けるところまで行って、最後は歩いて帰宅したのだった。
翌日は後悔の念を抱えながら、昼まで寝込んでしまった。
そして数日後、例の小料理屋「***」に3人で行くと、すごいことが起きたのであるが……
(この続きはまた後日。忙しいからいつになるかなぁ)
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もうこの時間になると酔いも覚め、ほとんどシラフの状態に戻っている。そりゃそうだ、酒は1杯しか呑んでいないんだからね。眠ってしまったのは睡眠薬のせいだ。
ここで返金の交渉を始めた。しかし、相手はなにも不正なことはしていないという。酒は1杯で何万円とか、ツマミが1万とか喋りはじめた。
しかし、私は寝込んでいたのだから、請求されたことすら覚えていない。
強硬に返金の交渉をいていると、奥の方から怖そうな中年男性が出てきた。
いかにも用心棒といった風情だ。
≪あぁ…これはヤバイな……≫
と、内心ビビるが、こっちも強気で向かう。
しかし相手の方はプロだ。
『なに、ゴチャゴチャ言ってるんだ! 本来なら簀巻きにして大岡川に放り込まれても仕方ねぇんだぞ! 早く帰れ」
口も達者だが、手も早そうだったので、私はこれ以上ねばるのはあきらめた。
しかし、そうはいっても、終電は行ってしまったし、タクシー代もない。
そのことを訴えると、男は財布から千円札を2枚出して、「これで帰れ」と。
今から考えると、ずいぶんと優しい用心棒だったんだなと思う。
結局、もらった(?)金で行けるところまで行って、最後は歩いて帰宅したのだった。
翌日は後悔の念を抱えながら、昼まで寝込んでしまった。
そして数日後、例の小料理屋「***」に3人で行くと、すごいことが起きたのであるが……
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