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Channel: 中華街ランチ探偵団「酔華」
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自粛しながらGo To 箱根(6)

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 最後は再び館内の彫刻の見学だ。すでに見てきたように、このホテルにはいたるところに彫刻がある。


 なかでも最高のものが旧フロントの周囲に残されている。


 解説板にもあるように、源頼朝による「富士の巻狩」の一場面だ。 傘の下で何か指示しているようなのが源頼朝かな。


 柱の上に鶏が彫られている。


 と思ったら、単なる鶏ではなく、由緒ある尾長鶏だった。
 昭和12年(1937)にヘレン・ケラーが富士屋ホテルに来た時の写真が残っている。そこには尾長鶏を抱えた彼女が写っているのだが、戦後、再訪した際にはもう尾長鶏は亡くなっていた。ホテルではヘレン・ケラーがまた来てくれるようにとの思いを込めて、この彫刻を掘ったという。


 これは旧フロント周りではない、どこだったか忘れてしまったが廊下の上で見つけた彫刻。
 サルか。


 ぶどう。


 竹に雀かな。

 と、こんな感じで彫刻がいたるところにあるのだ。外にも中にも、いったいどれほどあるのか。そして、それぞれに何らかの意味があるはず。由来とか物語とか。
 そんなのをずっと調べていたら、あっという間に翌日になってしまった。


 朝食はここで。自分一人だけのための空間だ。ほとんど隔離されている。3年前のことだから、こんなに他者と距離をとる必要もなかったのだが、ひっそりと食べるには絶好のスペースだった。


 オレンジジュースとコーヒーで頭をスッキリさせる。


 とりあえず、こんなのを用意してみた。


 パンが旨い♪


 あとはカレーライスにヨーグルトだ。


 食後は再び建築物の見学。窓枠が釣り鐘型になっている♪


 前日から気になっている屋根の上の飾り。


 従業員の宿舎だろうか。


 というわけで、1泊2日では建物の徹底調査ができなかった。次回はコロナ禍のなか、自粛しないで3泊4日のGo To トラベルで行くのかなぁ……。




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