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Channel: 中華街ランチ探偵団「酔華」
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元町の「愛知屋」で角打ち

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 2月上旬、つまり先週のことだが、久々に石川町、元町方面へ出かけてきた。とりあえず向かったのは「愛知屋」。元町のハイカラ酒店である。ここでオシャレな角打ちができるのだ。
 
 2年ぶりで店内に足を踏み入れると、だいぶ様子が変わっていた。まず入り口には手指消毒用のアルコール。(アルコール類を売っているが、これは呑めない。当たり前だけど) 
 そして大きな変化は生ビール用のカランがなくなっていたことだ。コックを手前に倒すと蛇口からビールが出てくるアレ、あの装置の名称を何というのか分からないのでカランとしたが、これでいいのかな。
 銭湯のカランも押せばお湯ではなく生ビールが出てくるといいのだが。呑みながら風呂に入れるなんて極楽じゃないか。
 なんてことをことを考えながら呑んだのはサッポロの赤星。


 同行者が呑んでいたのは富山の酒、羽根屋の***(詳しい名前は憶えていない)。フルーティーな香りでスッキリしている、と言っていたから多分、純米吟醸酒だったんだろうね。

 ここに地元の長老も参戦し、3人で昔話や町の現状についてお話をした。もちろんマスクをしたり、外したりと忙しくね。
 久々の角打ちに大満足して店を出て中華街へ。

 ところで、私にはずっと謎に思っていることがある。愛知屋という屋号のことだ。横浜には昔から「能登屋」とか、「尾張屋」とか、「伊勢屋」とか、地方の地名がつく居酒屋、酒店が多かった。このような名前が付けられたのは、開港後、全国各地から一旗揚げようと横浜にやって来た人々が自分の出身地を明確にしたかったからなのだろうと思う。
 たまたまこの日、ご主人がいらっしゃったので訊いてみたら、やっぱり「愛知屋坪崎商店」の創始者は愛知から来たようだという。
 この「愛知屋」というのは、今でも多数の店が存在している。それらはチェーン店ではない。お互いに関係がないというところもあるが、暖簾分けしたとか、親戚筋だとかいう話も聞く。
 
 横浜市内の「愛知屋」全店制覇をしなければいけないが、今のコロナ禍の中ではそれも難しいよねぇ……。謎解きは先送りだな。


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