かつては関帝廟通りにあり、地元民たちで賑わっていた「山東」だが、2002年、中華街大通り横の路地に移転したと思ったら、今度は香港路に2店舗目をオープンさせた。
場所は「揚州酒家」のあとである。
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オープンは8月半ばだったと思うが、なんとなく行きそびれていて、あれから4カ月も経ったつい最近、やっとランチを食べに行くことができた。
写真はその週のメニュー。
やはり水餃子がトップに書かれている。
しかし、この日はあえてそれを避け、大根と豚肉黒豆ソース炒めにしてみた。
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まずは、ぬるい水の入ったコップ、割り箸とオシボリを乗せた小皿、漬物、そしてなぜか食前の杏仁豆腐が運ばれてきた。
料理が来るまでの間を利用して店内を観察する。
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入り口に近い部分に餃子を作る作業場ができていた。
ガラスのパーテーションで周囲から隔離され、しかも従業員はキャップ&マスクをしているところを見ると、かなり衛生面に気を付けていることが分かる。
そのほかの構造は「揚州酒家」時代と基本的には変更なさそう。
ただテーブルの上に乗っているものには大きな特徴がある。
灰皿がないのは嬉しいことなのだが、本店と同様に、酢・醤油・辛子といった調味料から紙ナプキン、爪楊枝など、普通の店には普通にあるものが一切置いていない。
テーブル上にある唯一のものは、水餃子のタレだけ。
口の周りが汚れたときは手の甲かワイシャツの袖口で拭うしかないか。
歯に挟まったニラは爪の先で掻き出すことになるのかな。
歯の悪い高齢者には紙ナプキンと爪楊枝は必需品なのだがね……。
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さて、料理とスープが来た。
なんとなく大根と豚肉だけの料理を想像していたのだが、出てきたのは青椒肉絲のような具材を豆鼓で炒め煮したもの。
肉と大根だけだとやはり単調になってしまうため、ピーマンやタケノコも加えているのであろう。
味のしみ込んだ大根が、いい役割を演じている。
ボリュームもあるし、なかなか美味しい一品だった。
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これは次の週のランチメニュー。
今回はAの水餃子を頼んでみた。
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まず運ばれてきたのは定番の「ぬるい水の入ったコップ、割り箸とオシボリを乗せた小皿」セット。
あれ、杏仁豆腐は食後なのかな…と思ったら……
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やっぱり、そのあとすぐ漬物と一緒に運ばれてきた。
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そして、これが水餃子ランチ(735円)の全貌……
豚肉とニラをメインとしたあん。モチッとしていながら嫌みのない皮。
そしてココナッツの風味が効いた独特のタレ。
ここの水餃子は美味しくて自分の好みなのであるが、お皿の余白が大き過ぎる……。
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水餃子5個を食べ終えた時点の光景。
漬物も無くなってしまったし、ご飯の食べようがない。
スープをぶっ掛けて食べるという手があったかもしれないけどね。
我が家では、おかずが無くなってご飯だけになったとき、味噌汁を投入して完食するのだが、コーンスープではその役目は難しいよな。
今から思えば、タレをぶっ掛けて食うという方法があったかも。
結局、杏仁豆腐も残してしまった…
ここでは夜、水餃子を食べながらビールで晩酌、というのがおすすめのコースかもしれない。
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こちらは5年ほど前に食べた本店のランチ。豚肉とキャベツの味噌炒めである。
この時は、まさかランチサービスをやっているとは思っていなかったのだが、念のために聞いてみたらこういうのがあったのだった。
肉とキャベツの比率がアレだけど、なかなか美味しかったのを覚えている。
スープだって、よくあるコーンスープではなく充実した野菜スープ!
これも美味しかった。
私の記憶のなかで「山東」といえば、関帝廟通りにあったあの赤いドアの店。
仕事仲間や後輩たちとよく呑みに行ったものである。
美味しくて、雰囲気が良くて、楽しかったなぁ…………。
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こちらの写真は懐かしの「梅園」。いまは「山東本店」が入っているが、ここには以前、こんな洋食屋さんがあったのだ。
閉店を伝える張り紙が貼ってある。
私はランチや晩酌でずいぶんと利用させていただいたけど、ここの料理で育ったという中華料理店の店長もいるそうだ。
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場所は「揚州酒家」のあとである。

オープンは8月半ばだったと思うが、なんとなく行きそびれていて、あれから4カ月も経ったつい最近、やっとランチを食べに行くことができた。
写真はその週のメニュー。
やはり水餃子がトップに書かれている。
しかし、この日はあえてそれを避け、大根と豚肉黒豆ソース炒めにしてみた。

まずは、ぬるい水の入ったコップ、割り箸とオシボリを乗せた小皿、漬物、そしてなぜか食前の杏仁豆腐が運ばれてきた。
料理が来るまでの間を利用して店内を観察する。

入り口に近い部分に餃子を作る作業場ができていた。
ガラスのパーテーションで周囲から隔離され、しかも従業員はキャップ&マスクをしているところを見ると、かなり衛生面に気を付けていることが分かる。
そのほかの構造は「揚州酒家」時代と基本的には変更なさそう。
ただテーブルの上に乗っているものには大きな特徴がある。
灰皿がないのは嬉しいことなのだが、本店と同様に、酢・醤油・辛子といった調味料から紙ナプキン、爪楊枝など、普通の店には普通にあるものが一切置いていない。
テーブル上にある唯一のものは、水餃子のタレだけ。
口の周りが汚れたときは手の甲かワイシャツの袖口で拭うしかないか。
歯に挟まったニラは爪の先で掻き出すことになるのかな。
歯の悪い高齢者には紙ナプキンと爪楊枝は必需品なのだがね……。

さて、料理とスープが来た。
なんとなく大根と豚肉だけの料理を想像していたのだが、出てきたのは青椒肉絲のような具材を豆鼓で炒め煮したもの。
肉と大根だけだとやはり単調になってしまうため、ピーマンやタケノコも加えているのであろう。
味のしみ込んだ大根が、いい役割を演じている。
ボリュームもあるし、なかなか美味しい一品だった。

これは次の週のランチメニュー。
今回はAの水餃子を頼んでみた。

まず運ばれてきたのは定番の「ぬるい水の入ったコップ、割り箸とオシボリを乗せた小皿」セット。
あれ、杏仁豆腐は食後なのかな…と思ったら……

やっぱり、そのあとすぐ漬物と一緒に運ばれてきた。

そして、これが水餃子ランチ(735円)の全貌……
豚肉とニラをメインとしたあん。モチッとしていながら嫌みのない皮。
そしてココナッツの風味が効いた独特のタレ。
ここの水餃子は美味しくて自分の好みなのであるが、お皿の余白が大き過ぎる……。

水餃子5個を食べ終えた時点の光景。
漬物も無くなってしまったし、ご飯の食べようがない。
スープをぶっ掛けて食べるという手があったかもしれないけどね。
我が家では、おかずが無くなってご飯だけになったとき、味噌汁を投入して完食するのだが、コーンスープではその役目は難しいよな。
今から思えば、タレをぶっ掛けて食うという方法があったかも。
結局、杏仁豆腐も残してしまった…
ここでは夜、水餃子を食べながらビールで晩酌、というのがおすすめのコースかもしれない。

こちらは5年ほど前に食べた本店のランチ。豚肉とキャベツの味噌炒めである。
この時は、まさかランチサービスをやっているとは思っていなかったのだが、念のために聞いてみたらこういうのがあったのだった。
肉とキャベツの比率がアレだけど、なかなか美味しかったのを覚えている。
スープだって、よくあるコーンスープではなく充実した野菜スープ!
これも美味しかった。
私の記憶のなかで「山東」といえば、関帝廟通りにあったあの赤いドアの店。
仕事仲間や後輩たちとよく呑みに行ったものである。
美味しくて、雰囲気が良くて、楽しかったなぁ…………。

こちらの写真は懐かしの「梅園」。いまは「山東本店」が入っているが、ここには以前、こんな洋食屋さんがあったのだ。
閉店を伝える張り紙が貼ってある。
私はランチや晩酌でずいぶんと利用させていただいたけど、ここの料理で育ったという中華料理店の店長もいるそうだ。
