5月22日、世界一の高さとなる“東京スカイツリー”がオープンした。
その展望台に昇るため、徹夜した人たちを含め早朝から5,000人も並んだそうだ。
さらに、ツリーの足元に広がる「スカイツリータウン」にも多くの来場者が訪れ、あいにくの天候だったにもかかわらず大変な賑わいだったという。
その最寄駅は東武鉄道の「とうきょうスカイツリー駅」。
今回の駅周辺開発にあわせて、「業平橋」という由緒ある駅名から、こんな無機的な名称に変えてしまった。
地元のことはよく分からないので何ともいえないが、改称にあたっては賛否両論うず巻き、住民を交えていろいろと話し合いが行われたに違いない。
駅名に関しては横浜でも、古くは市営地下鉄「長者町駅」を巡ってさまざまな論議があった。
あの駅があるのは長者町5丁目なので、当初はそのまま「長者町」とする計画だったようだが、隣町から「伊勢佐木」も入れてくれという要望が持ち上がり、“駅名をどうするか住民集会”まで開かれたという。
その結果、「伊勢佐木長者町」なんていう長ったらしい駅名が出来上がったのである。
最近では、みなとみらい線の終着駅もそうだ。計画では「元町」という名称だった。そうなると当然、隣町から「わが街の名前も入れてほしい」との要望が起こってくる。そこで両者の話し合いが重ねられて、現在の「元町・中華街」に落ち着いたのである。
ただ、正式には「元町・中華街(山下公園)」というメチャクチャ長い駅名だそうだ。
さて、「業平橋」という駅名まで変えてしまったスカイツリーだが、これは世界一高い電波塔である。
東京がそういうことを言うならば、横浜だって負けていない。こっちにも世界一があった(ある、と言えないとことが弱いけど)。
それは、横浜マリンタワーだ!
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高さ106mの世界一高い灯台としてギネスブックに掲載されていたのである。だが、残念ながら灯台としては2008年に廃止されてしまった…。
そして、東京スカイツリーの足元にスカイツリータウンがあるように、横浜だって横浜マリンタワーの足元にチャイナタウンが広がっている!
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あちらのタウンには水族館があるようだが、こちらのタウンなんか、もっと前から水族館はあるんだからね!
さらに、もう一つ。
東京スカイツリー1階フロアには隅田川デジタル絵巻なんていうものを設置して、入場待ちのお客様の目を楽しませているらしいが、横浜マリンタワーだって負けてはいない。
観光客のあまりいない1階フロアには、ちょっと古いけれどもデジタル絵巻があるのだ!
それは「日本のゴッホ」「裸の大将」と呼ばれた山下清の貼り絵である。『横浜の今昔』と題した一対の絵である。
以下、現地に置かれている案内板から…
「横浜の今昔」 山下清 作
1961年、横浜開港100周年事業として完成した横浜マリンタワーのエントランスホールともいえる吹き抜けの大空間に描かれた放浪の天才画家 山下清のモザイク画。左右二面の構成により横浜の「今」と「昔」を表現しています。
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右側の壁画には、横浜の「昔」が表現されている。
開港期の150年前を思わせる港沿いの街並みと山手の風景、湾内には西洋の帆船と小型の和船が浮かび、夜空一面には山下清が好きだった花火が描かれている。
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左側の壁画には、1961年当時の横浜の「今」が描かれている。
海側から見た大桟橋を中心に、接岸する大型船、桟橋を歩く人々、ビルの上に広がる空には、雲の間にアドバルーンと飛行機、のびやかな横浜の風景が広がっている。
これは山下清が描いた貼り絵をタイル画で再現したものであるが、制作した方々が作品の中に自分たちの名前を埋め込んでいる。
よくあるでしょ、寺院とかホールとか、大きな建物の建設に携わった職人が、解体するときでないと見ることができない部分に自分の名前を刻んでおくということが。
でもここは、そんな隠れた場所ではなく、貼り絵の中になんとなく分かるように描かれているのである。
さて、どこに、どんな文字が隠されているのか……
探してみましょう。
上の写真では分かりにくいと思うので、大きくなる画像を下に再掲しておきます。
クリックして拡大。さらにクリックしてもっと拡大。
クリックして拡大さらにクリックしてもっと拡大。
どこに、なんて書いてあるか、発見できましたか。
答えは、次回。
←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね
その展望台に昇るため、徹夜した人たちを含め早朝から5,000人も並んだそうだ。
さらに、ツリーの足元に広がる「スカイツリータウン」にも多くの来場者が訪れ、あいにくの天候だったにもかかわらず大変な賑わいだったという。
その最寄駅は東武鉄道の「とうきょうスカイツリー駅」。
今回の駅周辺開発にあわせて、「業平橋」という由緒ある駅名から、こんな無機的な名称に変えてしまった。
地元のことはよく分からないので何ともいえないが、改称にあたっては賛否両論うず巻き、住民を交えていろいろと話し合いが行われたに違いない。
駅名に関しては横浜でも、古くは市営地下鉄「長者町駅」を巡ってさまざまな論議があった。
あの駅があるのは長者町5丁目なので、当初はそのまま「長者町」とする計画だったようだが、隣町から「伊勢佐木」も入れてくれという要望が持ち上がり、“駅名をどうするか住民集会”まで開かれたという。
その結果、「伊勢佐木長者町」なんていう長ったらしい駅名が出来上がったのである。
最近では、みなとみらい線の終着駅もそうだ。計画では「元町」という名称だった。そうなると当然、隣町から「わが街の名前も入れてほしい」との要望が起こってくる。そこで両者の話し合いが重ねられて、現在の「元町・中華街」に落ち着いたのである。
ただ、正式には「元町・中華街(山下公園)」というメチャクチャ長い駅名だそうだ。
さて、「業平橋」という駅名まで変えてしまったスカイツリーだが、これは世界一高い電波塔である。
東京がそういうことを言うならば、横浜だって負けていない。こっちにも世界一があった(ある、と言えないとことが弱いけど)。
それは、横浜マリンタワーだ!

高さ106mの世界一高い灯台としてギネスブックに掲載されていたのである。だが、残念ながら灯台としては2008年に廃止されてしまった…。
そして、東京スカイツリーの足元にスカイツリータウンがあるように、横浜だって横浜マリンタワーの足元にチャイナタウンが広がっている!

あちらのタウンには水族館があるようだが、こちらのタウンなんか、もっと前から水族館はあるんだからね!
さらに、もう一つ。
東京スカイツリー1階フロアには隅田川デジタル絵巻なんていうものを設置して、入場待ちのお客様の目を楽しませているらしいが、横浜マリンタワーだって負けてはいない。
観光客のあまりいない1階フロアには、ちょっと古いけれどもデジタル絵巻があるのだ!
それは「日本のゴッホ」「裸の大将」と呼ばれた山下清の貼り絵である。『横浜の今昔』と題した一対の絵である。
以下、現地に置かれている案内板から…
「横浜の今昔」 山下清 作
1961年、横浜開港100周年事業として完成した横浜マリンタワーのエントランスホールともいえる吹き抜けの大空間に描かれた放浪の天才画家 山下清のモザイク画。左右二面の構成により横浜の「今」と「昔」を表現しています。

右側の壁画には、横浜の「昔」が表現されている。
開港期の150年前を思わせる港沿いの街並みと山手の風景、湾内には西洋の帆船と小型の和船が浮かび、夜空一面には山下清が好きだった花火が描かれている。

左側の壁画には、1961年当時の横浜の「今」が描かれている。
海側から見た大桟橋を中心に、接岸する大型船、桟橋を歩く人々、ビルの上に広がる空には、雲の間にアドバルーンと飛行機、のびやかな横浜の風景が広がっている。
これは山下清が描いた貼り絵をタイル画で再現したものであるが、制作した方々が作品の中に自分たちの名前を埋め込んでいる。
よくあるでしょ、寺院とかホールとか、大きな建物の建設に携わった職人が、解体するときでないと見ることができない部分に自分の名前を刻んでおくということが。
でもここは、そんな隠れた場所ではなく、貼り絵の中になんとなく分かるように描かれているのである。
さて、どこに、どんな文字が隠されているのか……
探してみましょう。
上の写真では分かりにくいと思うので、大きくなる画像を下に再掲しておきます。




どこに、なんて書いてあるか、発見できましたか。
答えは、次回。
