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Channel: 中華街ランチ探偵団「酔華」
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大船「おでんセンター」で一献

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 怪しい階段を昇ったところにある「大船おでんセンター」。

 店名もなんだかヘンだが。
 
 そんな店に「昭和の居酒屋」という冠がついていた。


 先日、バンドの先輩とキャンプの先輩が待つ店へ向かった。

 相変わらずの急な階段。
 行きはよいよい、帰りは酔い酔いだから気をつけなければ…


 駆け付け一杯ということで、まずは生ビールをグビグビとやる。

 私のために残しておいてくれたおでんをいただく。


 マグロの刺身。



 ポテトサラダ。
 ぶらくり佐藤さんお勧めの一品だ



 マグロのコロッケ。
 なんとなくヘルシーな気分に。



 〆は焼きうどん。



 こういう書き方って、好きだなぁ。
 「汚さないでください!」とか「もう一歩前へ!」なんて書かれるより、ずっと気分がいい。



 石原裕次郎の奥方自筆の張り紙だ。



 帰りの階段。

 みなさん、気をつけましょう。


 隣の店のメニュー看板。

 立ち飲みだけど、瓶ビール(大)が400円だってぇ!?

 大船って、いいとこだな。


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親戚が来浜〜再び横浜中華街へ

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 先週から春休みが始まったということで、北海道から親戚がやって来ました。先月中の来浜者はこれで3組目です。

 みなさん中華街で平日ランや夕食を楽しんだり、横浜駅周辺を散策したりと、それなりに“横浜”を満喫していただくことができたのではないかと思います。

 ということで、中華街での夕食を記録しておきます。

 向かった先は大通りの「一楽」。今回も女性中心のメンバーでしたので、酒の消費はほとんどなく、食べることに専念。
 
 冒頭の写真は「牛肉のタタキ 山椒ソースがけ」。
 牛肉が美味しいのは当然としても、この山葵ソースが加わることによって、タタキが口中で踊りだす。


 油菜心(ユサイシン)。
 アブラナの仲間のようです。これを好みの調理法で仕立ててくれます。
 ニンニク塩炒め、XO醤炒め、海老味噌炒め、タラバ蟹肉あんかけ、香辣ソースがけ、上湯煮込みとあるなかから、我々が選んだのはニンニク塩炒め。

 文字通りニンニクの風味が効いた一品ですが、タレに絡んだ塩味の他に、油菜心が持つホロ苦さと甘さも感じさせてくれます。


 この辺からは女性陣の選択。
 フカヒレ蒸し餃子


 海老の蒸し餃子。



 ショーロンポー。

 この3種の中では、やはりフカヒレ蒸し餃子が一番人気でした。


 春筍と桜海老の香り炒め。

 春らしい一品なのですが、北海道出身者の手はあまり伸びなかったようです。
 酒飲みには美味しい酒肴となったのですが。


 お店から嬉しいサービスが。

 真鯛の春野菜あんかけ。ブロッコリー(緑)・カリフラワー(白)・クコの実(赤)と大三元カラーでやって来ました。
 見た目の色使いが素晴らしく、これには全員拍手喝采!


 ウマい!



 広東白菜(かんとんぱくちょい)。
 淡白な味わいです。


 スペアリブの黒酢炒め。
 白いご飯がほしくなるような味わいと食感。


 女性陣お好みの「自家製ハムのハチミツ煮 蒸しパン添え」
 蜂蜜をまとったハムと揚げた湯葉を蒸しパンに挟んで食べます。


 クルマエビのチリソース。
 やはり定番料理が人気のようです。


 五目炒飯。



 皆さんに少しずつ体験していただいた「激辛!麻辣麺」。
 寒いところから来た人たちなので、騒ぐこともなく「美味しい!」といいながら食べていました。


 デザート。これもサービスでいただきました。
 どうもありがとうございました。


 こうして会食を終えたあとは、最近できたばかりの「横浜博覧館」へ。
 屋上テラスは午後7時までなので足湯に浸かることはできませんでしたが、1,2階を少しばかり歩き、お腹がこなれてきたところで帰宅しました。 
 

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「横浜博覧館」を飾るアート作品

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 横浜博覧館を彩るアートたち。

 上の写真は「福徳辰」。
 作者:神保琢磨(1956年東京生まれ)。植物や虫、小動物を限りなくリアルに表現する木彫り彫刻家。


 階段の踊り場に掲げられている「少女1」。



 おなじく「少女2」。
 作者:アイシュエン(1947年浙江生まれ)。中国を代表する現代アーティスト。



 「ヴェルティゴ」。横浜博覧館天井ランプ。
 作者:コンスタンス・ギセ(1975年パリ生まれ)。オブジェだけでなく空間や舞台美術、映像に至るまで幅広く手掛けるアーティスト。



 屋上テラスにある「逆立ちパンダ」。



 同じく「とんだパンダ」。



 正面入り口を飾る「とんだパンダ」。プレートが付いているので、こっちが本来の作品かな。



 対をなす「逆立ちパンダ」。
 作者:新谷一郎(1956年大阪生まれ)。石彫を中心とした彫刻家。


 可哀そう……

 食べ歩きの人が何かをこぼしたのか…



 1階の土産品売り場。

 ここは、単に商品を売るだけではない。「横浜」を学ぶこともできるようになっている。
 土産物の上に、こんなパネルが置いてあった。


 捺染:世界中のハンカチ・スカーフの染色を手掛けて技術を評価されてきた横浜の捺染。伝統の型染めです。


1 型づくり
染めに必要な捺染型は、かつては彫師が製作していましたが、デザイン段階でできた図案から忠実にトレースしたフィルムに感光していく写真製版手法が採用されています。

2 調色
染料は、繊維の種類や図柄の色調によって選択し調合します。横浜捺染の特徴といえる発色の豊かさや色の深み、風合いは、染料調合の良し悪しにも影響されてきます。

3 捺染
手捺染では約25メートルの捺染台に白生地を貼り付け、その上に型を乗せ、染料を刷り込み染め上げていきます。昔はこの職人を型付け職人と呼んでいました。

4 蒸し
染めた染料を美しく発色させ、繊維に完全固着させる蒸し工程。

5 水洗
染めるときに使った色糊を洗い流す水洗工程。

6 整理
水洗いしたときに縮んだ記事を再び引き伸ばす幅出し工程。


 ひと手間加えて、こんなものが売られている。

 手拭い本。


 表紙をめくると、こんな風になっている。

 そして、横の糸をほどくと、一枚の手拭いになる。


 この施設は結構楽しい。これからも、ランチのあとにちょっと寄ってみたいと思う。



 


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「横浜博覧館」の裏口もアート作品だった

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 ここが「横浜博覧館」の裏口。

 珈琲店のドアを開けると、施設の1階に通じ……

 なんてことが、あるはずない。
 これは壁画。

 まともな入り口は写真左側にある。
 このスペースは裏口であると同時に、身障者用の駐車場にもなっているのだ。


 掲示板。

 そこに「パンダラーメン」の張り紙が出ていた。
 円山動物園の白クマラーメンに対抗して、こちらでも土産品売り場で出しているのかと思ったら…




 左側の壁にこんな店が。

 ここがパンダラーメンの店だった。


 半分閉まったシャッターの向こうで、椅子に腰かけたパンダがラーメンをすすっている。



 よく見ると、右側のヤツは靴を脱いでいる…



 ラーメン屋の隣はクリーニング店だ。



 洗濯機の中にパンダの頭が見える。



 物干し竿にはパンダの毛皮が!

 着ぐるみのクリーニングだ。


 最後は皆さんに出題です。

 この壁画のなかに、一つだけ本物が使われています。私は何気なく通り過ぎたのですが、「ん? なんかヘンだな」と思って引き返すと、やっぱり、こんな仕掛けだったのか…と、一人で喜んでしまいました。

 「横浜大世界」でトリックアートをやっている会社らしいわ。

 

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「横浜博覧館」で開華包を食べる

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 「横浜博覧館」1階の売店「開華楼」で売っている開華包。

 「開華」という名称は、おそらく横浜から始まった「文明開化」にちなむものだろう。


 小ぶりの焼き肉まんである。

 注文すると店頭のものを取り出すのではなく、奥で焼いてから提供しているのでアツアツだ。


 海鮮、トマト、豚肉と3種類ある。
 皮の上部はモッチリ感があり、焼き色のついた下部はサクッとしている。
 焼き小籠包とは違って、中身はギッシリ。

 晴れた日なら、屋上のテラスでいただくのがいい。もちろん2階のフードコートで食べることもできる。
 

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横浜博覧館文庫

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 「横浜博覧館」の3階にある横尾浜博覧館文庫。

 中国や中華街に関する書籍がたくさん並んでいます。
 文庫の前にスタッフがいるので、そこで身分を証明できるものを提示して、これらを借りることができます。

 ただし持ち出しはできません。ここの屋上テラスかカフェ、あるいは2階のフードコートで読むことになります。

 以下の写真はクリックすると拡大されます。どんな本があるのか、これでご覧ください。





















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アンティークガレージ内の小さなギャラリー「アートブリーズ」

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 関帝廟通りの「アンティークガレージ」の3階に「アートブリーズ」という小さなギャラリーがある。

 先月、そこで「新訳 水滸画伝 在 中華街」という展示会をやっていた。

 水滸伝に登場する人物をイラスト化したもので、これらを観ながら梁山泊に思いを馳せることができた。


 ギャラリースペース入口には、アート関連の画集・作品集・写真集・資料集などを収めたブックスペースも設置されている。

 貸し出しは無料。ギャラリー内で中国茶を片手に読むのも自由だ。

 向かい側のブックカフェ「関帝堂書店」と一緒に利用してもいい。



 

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「サイゴンデップ」で昼食会

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 来浜した親戚の方々には、先日、横浜中華街での夕食を愉しんでいただいたが、その後、彼女たちは私のブログ記事で見たベトナム料理のフォーを食べたい、ということになった。

 そこで平日の昼下がり、中山路にある「サイゴンデップ」でランチをしてきた。
 まずはベトナムビールで喉を潤す。


 鶏肉入りのフォー。

 スープが美味しい!


 ココナッツカレー。

 タクアンが珍しい。


 五目入りのフォー。

 具だくさんで腹いっぱいになる。


 ベトナム風のお好み焼き。

 玉子焼きといった方がいいかも。


 サラダ菜、大葉、キュウリ、そして真ん中に置かれた名前の分からない葉っぱ。

 名称不明の草が意外にも美味しい。


 これらで玉子焼きを包んで食べるのだ。
 漬けダレは生春巻きのものと同じ。


 最後は梅サワーで〆て、腹パンパン。

サイゴンデップのマップ


 

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「安楽園」の歴史

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 「横浜博覧館」3階にギャラリースペースがある。

 現在そこで、第1回企画展として「安楽園と横浜博覧館」が開催されており、「安楽園」ファンのみならず、歴史好きの方や中華街マニア必見の場となっている。

 冒頭の写真は同店の歴史をかいつまんで紹介したパネル。


 それを拡大してみた。


  クリックして拡大

 これは昭和9年に「横浜貿易新報」に載った安楽園を紹介する記事。
 濱自慢五十佳撰の一つとして取り上げられている。この50の中には「萬珍楼」も入っていた


 中華街で建設工事をすると必ず発掘されるのが煉瓦。

 これも、関東大震災で倒壊した建物で使っていたものだろう。


 その現物が展示されている。



 客間からの呼び出しを表示する装置かな。

 現代のファミレスで使っている機械、ピンポ〜ンと鳴って電光掲示板に座席番号が示される“あれ”と同じものみたいだ。


 第1回企画展示はいつまで続くのか分からないが、次回は蘇曼殊をテーマにした展示会を期待したいね。
 「安楽園」の羅孝明さんは「曼殊大師傳補遺」を残している。
 
 

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「横浜博覧館」裏口のアート作品に仕掛けられた「安楽園」の想い出

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 観光客の皆さんは大通りから「横浜博覧館」に入っていきますが、私は必ず裏口から入館するよう心掛けています。

 裏口入学と違って、こういうところは正々堂々と入れるし、また面白いネタが転がっていたりするからです。

 昨日も新たな発見がありました。


 壁に中国の風景が描かれていますが、その中に和風の建物が垣間見えます。

 これって、「安楽園」のイメージじゃないでしょうか。


 こちらは理髪店の2階。

 窓のデザインは、緑色の十字に赤い交差部分。

 「安楽園」で使っていたのと同じです。


 駐車場に埋め込まれた煉瓦。

 よく見ると桜の刻印が!

 これは「安楽園」跡地から出土した小菅集治監製のものですね。


 ここの裏口、結構楽しいじゃないですか。

 

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横浜中華街 最近の動き

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 先日、媽祖小路にとんこつラーメンの「吉壱家」が開店したが、今度は北門通りに「一八家」がオープンする。

 場所はブティック「楊貴妃」の旧店舗があったところだ。


 ネットで検索すると綱島、追浜、新小岩などに同名の店があるようだが、ここがその支店なのかどうかは分からない。

 名前から考えると「壱六家」の流れをくむラーメン屋なのだろうか…。

 加賀町警察署を挟んだ反対側には、毎日サラリーマンたちで混みあう大分ラーメン「麺恋亭」があるので、立地的にはどうなのかな。
 まぁ、とりあえずはオープンを楽しみにしていよう。


 一方、こちらは洋食系の新店登場だ。

 西麻布にある「デュ・ヴァン・ハッシシ(Du Vin HACHISCH)」が移転してくるらしい。

 お店のホームページには、こんなことが書いてある。

 山下町で1987年「HACHISCH」を開店 後に西麻布で1995暮れに「Du Vin HACHISCH」を開店 昨年7月末閉店、14年と17年通算25年やってきました。 
 そして、この春古巣の横浜へ戻り、中華街の一画にオープン致します。
 白を基調として高い空間と置かれた観葉植物をめぐらし控えめなライティング「清潔感あふれる大人のアーバンリゾートレストラン」をイメージしております。

 場所はこちら


 タクシー会社「大栄交通」の隣に最近できたマンション、その1階である。



 南門通りシルクロードの「YOKOHAMA麗」。

 リニューアルなのか新店舗なのか。しばらく閉まっていた店にあらたな動きが出てきた。

 ニューオープンのお店がある一方で、消えていく老舗も……



 慶応3年創業の「大徳堂漢薬局」だ。

 4月に入ってからシャッターが閉まっていると思ったら、こんなことになっていた。
 


 あらら…

 「当地での営業を終了…」ということは、移転なのかなぁ…



 こちらは「大徳堂漢薬局」の向かい側。

 閉店とは関係ないが、レトロな門柱が美しいので、ついでにパチリ。


 最後に、おまけ写真。

 市場通りにある食べ放題店「酔龍」の看板犬、ブッシュ。
 ダックスフントとゴールデンレトリバーの混血とのこと。

 中華街の犬としては「tef-tef」のジョビンと、「安田屋酒店」のディタが有名だが、この2頭にブッシュを加えて、中華街三羽烏じゃない、三頭犬としよう。

 

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濱マイクならぬハママーク

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 ここは横浜市開港記念会館。

 1913年、横浜開港50周年を記念して記念館の建設が計画され、1917年に竣工した建物です。
 その6年後には関東大震災によって大きな被害を受けたのですが、1927年に再建されました。
 間もなく創建100周年(再建90周年)を迎える、横浜の重要文化財です。

 この建物はただ美しいというだけではなく、いろいろな“不思議”や“謎”などが詰まっていて、何度来ても飽きることがありません。
 

 話は変わりますが、先日、永瀬正敏が主演した映画を振り返る「濱マイクの大回顧展」が開催されましたが、映画では横浜日劇の2階が「濱マイク探偵事務所」という設定になっていました。

 その横浜日劇も素敵な建物でしたよね。

 それと何の関係もありませんが、今日は「濱マイク」にかこつけて、開港記念会館の「ハママーク」について考えてみようと思います。

 冒頭に掲示したアーチ窓の写真。その両サイドにハママークが付いているのを確認いただけるでしょうか。


 近づいてみましょうね。

 右側です。


 左側のマーク。

 ○が連なった意匠の中で、ワンポイントで描かれた菱型のデザインが、窓全体の雰囲気を引き締めているようです。

 このマークは開港50周年を記念して、市民から募集して選ばれた作品だそうで、片仮名で「ハマ」という文字が縦書きにデザインされています。

 横浜市民なら学校やマンホールの蓋などでしばしば見ているのでご存知でしょう。


 しかし、ここでもう一度、開港記念会館の窓をご覧ください。

 よく見ると、どこかヘンなのです、ハママークが。
 どう見てもハマとは読めません。

 そこで画像を上下ひっくり返してみると……


 どうです、こっちの方が正しい形になっているじゃありませんか。

 そう、開港記念会館の窓を飾るハママークは、上下逆さまだったのです。



 同じものを建物内部から撮影してみました。

 これは正しいマークですね。

 どうしてこういうことになってしまったのでしょうか。
 1917年の創建時にこういう使い方をしていたのか、あるいは1927年の再建時にこのようにされたのか…
 そして、これは間違って張り付けてしまったのか、あるいは承知で誰かがやったのか…

 謎です。


 日本大通りの街灯。

 ここにもハママークが。
 

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本屋さんでランチ 「関帝堂書店」

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 面白い店がぎっしり詰まった「アンティーク・ガレージ」。

 その3階に飲食のできる本屋さんがある。

 「Books & Caffe 関帝堂書店」だ。


 もちろんビールも飲める。



 ここは書店というよりもカフェといった方が適切かもね。フロアの大半を占めているのはテーブルとイス。

 そして周囲の壁に中華系の書籍や雑誌が並んでいる。


 店内はこんな感じ。

 ここは通路に向いた席。


 4人掛けのテーブル席。

 背後に並ぶ本の数が半端じゃない!


 数人で座れる六角形のテーブル席。

 三国志に登場する人物の人形も。


 ここでの飲食の仕方は、こうだ。
 まず、店に入ってすぐ目の前にあるカウンターで食べ物や飲み物を注文する。
 料金を支払い好みの席に着席。

 この日、私が頼んだのはナポリタン。
 出来上がるまで自席で読書に励む。


 硬い本ばかりではなく、こんなのも置いてあるよ。



 これなら何時間でも読める。



 「プレミア・日本版」。2004年12月号である。
 特集は、香港「2046」からの招待状 アジアンスター夢の饗宴からロケ地を巡る旅まで。

 パラパラめくると、こんな目次が並んでいた。

 ■ウォン・カーウァイ監督 独占インタビュー 世界を揺るがすアジアの鬼才
 ■新境地へと踏み出した絶世の美女 チャン・ツィイー インタビュー
 ■『2046』完成までの壮絶ドラマ
 ■完全独占インタビュー 触発される男 チャン・チェン
 ■スター御用達の隠れ家スポットを紹介 サム・リーのプライベート in 香港
 ■映画を感じる香港 エリア別・ロケ地巡り
 ■香港最新映画マップ


 「中国食物史」なんか読んでみたいなぁ…



 ここは「三国志」に関する本がかなりある。
 
 店主が意識的に集めたものらしい。


 私の注文したナポリタンが運ばれてきた。

 食器はラーメンどんぶり!
 
 パスタの上にキャベツと魚肉ソーセージ。


 平打ちのパスタに、どこか中華風なテイストを感じさせるタレが絡んで、美味しい!



 食べ進んでいくと、ドンブリの底から思わぬサプライズが!

 半熟の卵焼きが隠れていたのである。

 後半は、これを混ぜ混ぜして食べ、満腹!
 いいランチであった。


 書棚には約3000冊の本が並んでいる。
 これでも減らした方らしい…。

 書籍は店内で読むだけではなく、販売もしているそうだ。
 在庫が減れば、自宅から補充するという。
 どれだけ蔵書があるのか…。


 三国志を特集した月刊雑誌なんか貴重品だよね。



 店内は禁煙!

 でも、タバコを吸いたい人のために、テラス席が用意されているそうだ。

 そこでは多分、普段見慣れぬ風景を眺めることができるのではないだろうか。
 喫煙者がいない時に利用してみようかね。






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ボランティア活動を終えて下北半島から横浜へ

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 六ヶ所村を見学したあとは再び下北半島を北上。

 到着した先は下風呂温泉だった。




 原子力発電所の建設が取り沙汰されている大間まであと少しという位置にある。
 


 外の温泉でも入浴できるようだったが、こんな寒い日は旅館の中の風呂に限る。

 ひと風呂浴びたあとは待望の食事が待っていた。
 もちろん部屋食である。


 魚と野菜の鍋・カレイの煮つけ・山菜と野菜の和え物・揚げ物・刺身・野菜の味噌和え・イクラ・魚の酢〆・肉のほにゃらら〜・茶碗蒸し、それにお新香とフルーツというボリューム。

 これだけでも大変な量なのであるが、知人はさらにこんなものまで用意していてくれた。


 大間のマグロ。



 そしてアワビ。



 ご飯は釜飯だ。

 もう食い切れない〜。

 これじゃあ、ビールも1本が限界だ。
 
 あっという間に睡魔に襲われてきた。


 翌朝。

 一汁八菜の朝ごはん。これまた食い切れない…。


 旅館の窓から北海道が見える。

 こんなに近けりゃ、大間の原発建設に反対するわけだ…。


 朝食後すぐ、青森に向けて出発する。

 横浜まで9キロだ。


 再び東通原発、六ヶ所村を通って行く。
 やはり異様な光景だ。


 縦貫道路を造ってどこに行くのかな。



 青森駅前に到着。ここで知人と別れ、私は列車の時間までしばらく市内を散策する。
 まず訪れたのは「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。


 水滸伝のシーンだ。



 お囃子の実演。



 四神降臨「白虎と青龍」。
 


 ここではねぶたの制作工程が学べる。



 青森桟橋記念碑。
 青函トンネルができるまで、ここから青函連絡船が出ていた。

 懐かしい……


 記念碑のそばにもう一つの碑が建っている。
 青函連絡船戦災の碑だ。


 青函連絡船は、青函トンネルの完成により廃止されましたが、八〇年の歴史の中で、「戦災」の悲劇を忘れ去ることはできません。
 第二次世界大戦末期の、一九四五年(昭和二〇年)七月一四日、米海軍艦載機の攻撃により、物流の大動脈であった青函連絡船「翔鳳丸」「飛鸞丸」「第二青函丸」「第六青函丸」が、八月一〇日には「亜庭丸」が青森湾で撃沈され、一三一名の犠牲者を出しました。この中に、函館船員養成所大沼分所の生徒一四名(当時一四、五歳)がおり、悲しみを一層大きくしました。
 また、七月一四・一五日に津軽海峡と函館湾でも攻撃を受け、青函連絡船は全滅をし、乗員乗客四二四名の尊い人命が失われました。
 今も、津軽海峡には「津軽丸」「第三青函丸」「第四青函丸」が、この航路に殉じた人々と共に、永久の眠りについています。
 青森市民の目前で繰り広げられた、悲惨で残酷な空襲・戦災から六〇年を経ましたが、今では、当時の惨状を止めるものはなく、人々の記憶からも薄れ、知らない世代が増え、風化されつつあります。
 青函連絡船戦災から六〇年目に当たり、この悲劇を歴史に止め、語り継ぐとともに、犠牲となられた方々のご冥福と平和を衷心より祈念し、この碑を建立いたしました。

二〇〇五年(平成一七年)七月一四日
六〇年目の空襲・戦災の日に


 青森と横浜は近いんだね。
 ベイブリッジもすぐそこだ。


 3月とはいえ、駅前商店街はまだまだ雪の山が残っていた。



 歩道と車道の間に自転車専用道があるが、これじゃぁ走れない……


 ここで、列車の時間がやって来た。居酒屋で一杯やってから帰りたいところであったが、そうもいかない。
 早足で青森駅に向かう。


 帰りの新幹線はちょっと奮発してみた。



 E5系。


 グランクラス。新青森〜東京が26,360円!
 客室内は飛行機のよう。


 リクライニングがゆったりしていて素晴らしい。



 食事とお酒も付いてくる。



 和食と洋食を選べる。



 お酒は無料で何杯でも飲めるが、あっという間に東京に着いてしまうので、2本が限界であった。



 東京駅到着。客室アテンダントともお別れである。
 

 こうして被災地でのボランティア活動と下北半島漫遊の旅を終えたのであるが、やはり一番印象に残っているのは仮設住宅で聴いた被災者の悲惨なお話しだ。
 しかし、多くの方々が仰っていた最後の言葉によって、湿りがちだった私の気持ちを温かいものにしてくれたことに灯り見出すことができた。

 「大変な目に遭ったけど、今は幸せです」
 「こうして住むところもあって、食事もできるし毎日感謝しています」


 この時の活動から1年が経ってしまったが、また機会を見つけて行ってみたいと思っている。

 
 
 

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真鯛と野菜の蒸し物 ゴマソースがけ

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 3月30日の「出没! アド街ック天国」で再び横浜中華街が登場したそうですね。

 ばんどさんから放送予定のお話しは聞いていたのですが、その日は所用があり私は観ることができませんでした。
 後日、番組のホームページを確認したら、こんな感じだったんですねぇ。

 1位 中国四大料理の名店
 2位 関帝廟と横浜媽祖廟
 3位 オーダー式食べ放題
 4位 中華スイーツ
 5位 SALONE 2007
 6位 謝甜記 貳号店
 7位 景徳鎮
 8位 獅門酒楼
 9位 徳記
 10位 悟空茶荘
 11位 京華樓
 12位 中華カレー
 13位 楽園
 14位 吉兆
 15位 大新園
 16位 横浜博覧館
 17位 一楽
 18位 海南飯店
 19位 慶福楼
 20位 美楽一杯


 アド街では10年前にも横浜中華街を特集しています。その時のランキングは、こうでした。
 
 1位 中国七大料理
 2位 善隣門
 3位 関帝廟
 4位 路地の名店
 5位 春節
 6位 中国茶
 7位 新中華
 8位 永楽製麺所
 9位 ホリデイ・イン横浜
 10位 肉まん
 11位 ロングセラー
 12位 チャイハネ
 13位 BAR
 14位 中華粥
 15位 有昌
 16位 市場通り
 17位 飲茶
 18位 医食同源
 19位 アンティークガレージ
 20位 中国菓子
 21位 食べ放題
 22位 カフェ・アン・シェール
 23位 横浜黒術会
 24位 山下町公園
 25位 QQドリンク
 26位 照宝
 27位 SARIO
 28位 更生堂薬局
 29位 李白四川
 30位 回転飲茶


 これを眺めてお分かりだと思いますが、10年前は30位までランクがあったのに対し、今年は20位までと減少しています。
 それだけ取り上げる情報が少なくなったのでしょうか、それとも1軒あたりの放送時間を長くしたかったからなのでしょうか。
 ばんどさんの記事によれば、大江アナウンサーの思い出を振り返るコーナーを放映したためのようですね。

 2003年の放送と比べてもう一つ、大きな違いがあります。
 前回では「路地の名店」、「中国茶」、「新中華」、「肉まん」、「ロングセラー」、「BAR」、「中華粥」、「医食同源」といったグループを設定し、それらをランクインさせていますが、今回は20ランクのうち14ランクが個別店舗であるということです。

 たしかに2013年版でも「オーダー式食べ放題」、「中華スイーツ」、「中華カレー」という括りがありましたが、私としてはもう少し街を見る切り口を考えて企画していただいたら良かったと思います。

 たとえば「中華街で食べられる洋食」とか「焼魚でランチ」といった項目や、あるいは「麻婆豆腐の徹底比較」とか「作家の愛した名店」とかも考えられたのではないでしょうか。

 ほかにも「看板犬」、「中華街45度のナゾ」、「早朝の太極拳」、「増加する八百屋」、「似たPOP広告」……

 う〜ん、これじゃあ視聴者の興味を惹かないかぁ……

 
 それにしてもテレビの威力ってすごいですね。
 先週は「獅門酒楼」や「一楽」に入店待ちの行列ができちゃったりして、私らのような近隣労働者はいつものランチができず、あっちへウロウロ、こっちへウロウロ、彷徨える放浪者となってしまいました。

 そんな中で、一日だけ平日中華街ランチにありつけました。



 週末の金曜日、少しは落ち着いただろうと思って行ったのは、17位に登場している「一楽」。
 日替わりランチ「真鯛と野菜の蒸し物 ゴマソースがけ」にありつけました。

 キャベツ、シメジ、長ネギの上にのせられた真鯛はタップリ。2種類のゴマソースで美味しく味わうことができました。

 ということで今週も楽しみ〜♪

 「一楽」ではカレイのココナッツチリソース煮込み、中華風蒸しハンバーグが登場するよ。

 「獅門酒楼」では春キャベツと帆立と桜海老の炒め、ズワイ蟹肉と豆腐の煮込み! ここは、薄塩で炒めたり煮込んだりしたランチが美味しいんだよね。 
 

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アド街ック天国 横浜中華街(1998年放送)

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 春休みの真っただ中である3月30日に、テレビ東京の人気番組「アド街ック天国」で横浜中華街が取り上げられたことは皆さんご存知のことと思います。

 その影響で先週の中華街は大変な人出でありましたが、昨日もその余波がいくぶん残っていたようですね。

 第8位に登場した「獅門酒楼」でランチを食べていたら、次々とお客さんがやって来て、入店待ちの状態に。
 それでも春休みが完全に終われば、元通りになる日も近いと思います。

 ところで、「アド街ック天国」では横浜中華街を何度も取り上げているんですね。

 当ブログの前の記事で2003年版の内容を紹介しましたが、実は1998年にも放送しています。
 どんな店が登場したのか、見てみたいと思いませんか。

 しかし、番組のホームページには2001年以降のものしか掲載されていません。でもご安心ください。
 これは最近、ばんどさんから録画DVDをいただき、内容を確認することができました。


 それによると、結果はこうでした。

1位 広東料理店(100軒) 紹介された店は海員閣、海源楼、聘珍楼。
2位 関帝廟 関帝誕や獅子舞の紹介。
3位 善隣門 新築される前の古い門だった。
4位 上海料理店(22軒) 四五六菜館
5位 北京料理店(18軒) 接筵、大福林、東華楼。
6位 四川料理店(8軒) 華王飯店(おこげ最初に出した店という紹介)、重慶飯店(麻婆豆腐を最初に出した店として紹介)。
7位 永楽製麺所
8位 ホリデー・イン横浜 重慶飯店も。
9位 自家製チャーシュー 当然、有昌が登場。
10位 肉まん 公生和、中国文物館、江戸清が紹介された。
11位 中華食材 信濃屋 阿媽的厨房(元の耀盛號本店)、さかもとが登場。
12位 チャイナドレス 老舗の福昌、チャイナスターでの撮影。
13位 中華菓子 翠香園、頂好。
14位 中華家庭の味 ルーロー飯の秀味園、李さんのちまきを紹介。
15位 真夜中のカンフー 山下町公園
16位 周兄弟 周苑、想い出話として焼き芋、豆腐屋、駄菓子屋、紙芝居が登場。
17位 雑貨 チャイハネ、アンティークガレージ。
18位 老舗バー コペンハーゲン、ウィンドジャマー。
19位 飲茶 大珍楼新館のワゴンサービス。
20位 粥 2大巨頭である謝甜記と安記の紹介。
21位 チャイナスクエア この年オープンしたんだね。
22位 劉ばあちゃん 福建路にあった雑貨屋だ。
23位 占い 雲視台、1分150円という紹介。
24位 更正堂薬局
25位 要明鶴 中国人の同郷会でマージャンも紹介された。
26位 DJバー SLOW
27位 中日調理師会
28位 発三電機 懐かしいなぁ。
29位 中華街停車場
30位 照宝 大通りの食器屋さんだ。


 こうして眺めてみると、消えた店も結構多いようです。

 定点観測的に、同じエリアを何度も登場させてくれると興味深い比較ができるよなぁ。

 と思って、さらに番組の過去を調べたら、1995年に「山下町・中華街」というタイトルで取り上げていました。
 でも、この時の放送内容は分かりません。

 日本大通りにあるNHK放送ライブラリーにもデータはない……。

 残念です。


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ムニュ〜ッ!

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 あれは先月のことだったろうか。

 私はホロ酔い機嫌でリセンヌ小路を歩いていた。(※ リセンヌとは女学生という意味)

 あと少しで乙女の駅(石川町駅)にたどり着くと思ったとき……


 不意に……


 なにやらムニュ〜ッという感触が伝わってきた。


 なんだろう…この柔らかくて、マシュマロのような感じは…



 そのまま通り過ぎようと思ったのだが、やっぱり気になって振り返ると、










 





   


 事件現場は、ここです。



 今日もあるかもしれません。みなさん、気をつけましょうね。

 

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炭火焼きの叉焼@福養軒

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 西門通りにある老舗中華料理店「福養軒」。

 ちょっと他とは違うメニューを出す店なので、ここはときどき利用させてもらってるが、これは知らなかった。

 炭火で叉焼を焼いていたんだ!

 近いうちに食べてみなきゃね。


 横浜の桜は散ってしまったが、西門通りではまだ夜桜が見物できるようだ。

 「福養軒」の並びにあるバー「ロックウェルズ」だ。

 

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お花見の超穴場

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 先月末の撮影なので桜は散ってしまいましたが、ここはお花見の超穴場です。

 青空の広がる日に、いいカメラといい腕を持った方が写真を撮りに行けば、素晴らしい作品が出来上がるはず。

 私がこの斜面を気にっている理由は桜だけではありません。

 
 実は咲き乱れるチューリップの美しさに感激しているからです。



 今年は3月末でこの状態でした。



 咲いているものもあれば、まだツボミの状態というのもありました。



 チューリップの間にはツクシも!

 これを撮影してからは、チューリップの状況を確認しに行っていませんが、今頃は最盛期なのではないでしょうか。


 これは数年前に撮影したものです。



 花ダイコンは自生のようですが、チューリップはどなたかが植えているのでしょうね。

 こんな気持ちの良いことをしてくれるのは誰なんでしょうか。感謝です。


 場所は谷戸坂を上がってから、港の見える丘公園や韓国領事館前を通過し、ワシン坂に向かう途中の斜面です。

 明日あたり、行ってみてはいかがでしょうか。
 
 

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