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Channel: 中華街ランチ探偵団「酔華」
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ズワイ蟹肉と豆腐の煮込みに舞い上がる

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 今週は「獅門酒楼」のランチに一度しか行くことができなかった。

 その一食が「ズワイ蟹肉と豆腐の煮込み」だった。

 ほかに「春キャベツとホタテと桜海老の炒め」、「豚レバとセロリの辛味炒め」なども出ていたので食べてみたかったのだが……

 とくに前者は春を感じさせる一品だったと思う。


 これが「ズワイ蟹肉と豆腐の煮込み」の全貌である。

 豆腐の合間を埋めている白い物体がズワイ蟹だ。

 緑色のものは絹サヤ、枝豆、そして生海苔!
 そこにフクロ茸が加わり、薄い塩味で煮込まれている。

 淡白な豆腐と蟹の濃い旨みが沁みわたった汁が合わさって、これは絶妙な味わいだ。
 ときおり口中に入ってくる絹サヤがワンポイントなアクセントを演じている。

 そこに蟹の故郷を感じさせる海苔が絡んでくるから、完全に舞い上がってしまった。


 美味しいランチの締めくくりは、これまた濃厚な杏仁豆腐!

 最後はサービスでいただいたコーヒーでくつろぎ、舞い上がった気分をクールダウンして終了。


 「獅門酒楼」春のおすすめ。
 期間限定だから旬のうちに。
 

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レバーとニラの強火炒めでスタミナ回復

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 先週は「獅門酒楼」に1回しか行けなかった、ということを昨日の記事に書いたが、実は、仕事の関係であちこち移動していたため、「一楽」に行ったのも1回きりだった。

 そのとき食べたのが「レバーとニラの強火炒め」!

 ここでたまに出るメニューだ。


 肉厚のいいレバーを使っている。実に美味しい。

 ニラとモヤシの火加減もちょうどよく、このシャッキリ感がレバーのネットリ感と合わさると、ご飯が進み過ぎてメタボには危険なランチであった。

 それにしても、ここのレバーは美味しいわぁ。

 

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再びレバニラ炒め

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 先週の中華街ランチは「獅門酒楼」と「一楽」が各1回、それに「楽園」での1回と、あわせて3食となった。

 毎日、中華街でランチを食べるというのは、なかなか難しいものだ。

 さて、この日は仕事で他所に行っていたため出遅れてしまい、あちこち放浪することが予想された。

 そこでピンポイントで向かったのは「楽園」。
 
 善隣門横にありながらも、間口が狭いため観光客は4,5歩で通り過ぎてしまう老舗中華料理店である。


 レバニラ炒め(630円)。

 ここのレバーは「一楽」と違って薄くスライスしたものを使っている。その分、ネットリ感には欠けるが、食後の口中は爽やかである。
 これなら午後から仕事のある女性でも安心して食べられる。

 たまに、ニラが歯の間に挟まってプラプラしているオバサンを見かけるけどね……。 
 それさえ気をつければ、美味しいレバニラを堪能できるよ。

 そういえば、この日の黒板には「レバニラ炒め」と書いてあったが、ここでよく見かけるのは「レバ炒め」という表記だ。中国語では炒猪肝。
 レバしか入っていないんじゃないかと思われてしまいそうなネーミングだが、実際はレバの他にニラ、モヤシ、ニンジンが入っている。

 今回食べた「レバニラ炒め」と、前回食べた「レバ炒め」とは、どう違うのだろう。
 
 今まで中華街で食べたレバニラ炒めは、 →→ こちらから。




 間口は狭いけど、奥が深い!

 だからというわけじゃないが、ここの料理も奥が深いのだ。


 そういえば、シリーズ「レバニラ論」が未完のままだった。
 まぁ、仕事じゃないんだから、ゆっくりやっていこうね。
 


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北海道みやげ

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 先月、広〜〜い北海道から、超狭〜〜い我が家に、数名の親戚が泊まりに来た。

 その時いただいたお土産が素晴らしく美味しかったので、ご紹介だけしておこう。
 

 「美瑛選果」の“びえいのまめぱん”と“びえいのコーンぱん”。

 これの存在を全く知らなかった。聞けばJAびえいとニシカワ食品がコラボして作ったパンだという。

 新千歳空港でしか販売していないそうだ。しかも焼きあがりと同時に売れてしまうから、入手困難な一品だとか。


 まめぱん、1箱5個入り。

 待ちきれなくて、機内で1個食べてしまったんだって……


 パンの上にちりばめられた各種の豆が、まるで宝石のよう。

 すごいインパクトです。

 
 半分に切ると、中まで豆!



 コーンぱん。こちらも1個減でやって来た。

 どちらも美味しかったけど、まめぱんがバカウマ!
 食べ始めたら止まらなくなる!

 これは並んででも買いたくなるはずだ。


 北海道名産のユリネ。
 茹でてそのまま食べてもメッチャ美味しい。
 ほくほくして甘味があって、嬉しい一品だ。


 カチョカバロチーズ。
 食パンに載せて軽く焼くと、トロ〜〜〜リとして超美味しい!


 ながぬまジンギスカン。
 この味付けがたまらないのだ。
 さっそく、モヤシ、ピーマンを買いに走った。


 中札内の鶏肉。「せせり」だ。



 フライパンで焼いて朝食のオカズに。



 「きのとや」のチーズタルト。



 フタを開けると、こんなきれいなチーズケーキが現れた!



 さっそく1個いただく。



 中はこんな感じ。

 北海道産チーズを使用したチーズムースをサクサクのタルトで包み、一つ一つ丁寧に焼き上げている。
 これも止まらなくなる一品!
 

 食べ方。



 最後はハスカップジェリー。


 以上、北海道からのお土産でした。

 農産物、海産物、あるいはその加工品が美味しいのは当然としても、素晴らしいスーツ類が次々と登場してくるところがすごい。
 翻って「横浜みやげ」というものを考えたとき、はたして何が浮かんでくるだろうか。


 

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横浜博覧館裏口に隠された秘密

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 「横浜博覧館」の裏口が楽しい。

 何度来ても、新たな発見があるのだ。

 もしかしたら単に見逃していただけなのかもしれないがね……


 さて、このクリーニング店、干してあるパンダの“着ぐるみ”ばかりに目が行っていたが、先週はこんなことに気がついた。



 空に浮かぶ雲。

 パンダの顔になっている!



 どこか和風の建物。

 よくよく見ると……



 軒先に吊るされたものがある。

 唐辛子か!

 それともメザシか…



 喫茶店。



 一杯のジュースを仲良く飲むパンダのカップルがいた。



 この造られた裏口の裏に回ってみた。


 隣は焼肉の「京城園」だ。
 店内で発生している美味しそうな煙が、ガンガンと吐き出されていた。

 ああ、焼肉ランチが食べたくなってきたなぁ…
 

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とんこつラーメン「吉壱家」と八百屋

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 3月にオープンした南門通りの「一六八青果」。
 店名に数字を並べた不思議な八百屋さんである。

 何気なく通り過ぎたのだが、一瞬、私の視覚に訴えかけてくるものがあり、戻ってみると焼きいも装置に新しい張り紙が出ていたのだった。

 


 その広告は、先ごろ媽祖小路に開店した横浜らーめん「吉壱家」の案内。

 「吉壱家」というのは「客満堂」が業態を変更したラーメン屋である。


 その店の広告がこの八百屋さんに出ているということは、両店は同じ系列の店なのかもしれない。

 
 ところで昨日(4月22日)、北門通りに新しく横浜らーめん「一八家」というのがオープンした。
 表に出ているメニューを見ると、「吉壱家」のものと全く同じ。
 
 その「吉壱家」の「吉」は、「吉村家」の「吉」なのか…


 そこで店名からいろいろなことを考えてみた。
 「一八」というのは「一六八」の数字から六を除いて「一八」だ。

 「八」は末広がりで吉数字である。
 ならば「吉」を「八」に置き換えてみると、「吉壱」は「八一」とも読める。
 
 
 だとすると「一六八青果」、「吉壱家」、「一八家」は同じグループなのだろうか。
 そして「一八家」と「壱八家」の違いは?

 
 う〜ん、頭が痛くなってきた。

 

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北門通りに横浜らーめん「一八家」がオープン!

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 2013年4月22日、横浜中華街北門通りに横浜らーめん「一八家」がオープンした。

 とんこつラーメンを提供する店で、店名からすると家系なのだろうか。
 
 祝花を確認すると、茘香尊、福隣閣、龍江飯店、萬福飯店、福満園、客満堂などから贈られていることが分かる。


 
 そして慶福楼、景珍楼と続き、その隣には(株)エイトというのがあった。
 横浜らーめん「壱八家」を運営する会社である。

 もしかしたら「一八家」は「壱八家弘明寺店」から独立してオープンしたのだろうか…



 開店記念として650円のラーメンが500円だというので、さっそく駆けつけてみたら…

 なんと、超満員!

 店の外まで行列ができていた。

 自動販売機で食券を買い、しばらく待つことに。



 ラーメンの味付けは、塩・とんこつ・赤味噌。



 麺とスープは好みで調整してくれる。

 麺・・・硬め 普通 柔らかめ
 味・・・濃いめ 普通 薄め
 脂・・・多め 普通 少なめ


 これが期間限定のとんこつラーメン(500円)。

 媽祖小路の「吉壱家」と同じだ。

 

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パソコン移行作業を終えて中華街に繰り出す

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 先週、自宅パソコンの移行作業を行った。

 かつてはPCオタクだった私だが、最近の通信関係にはまったく疎く、作業は難航をきわめた。
 そんなとき頼りになるのがうちの若い衆。休日なのにわざわざご足労いただき、移行は無事終了した。

 その労をねぎらうため自宅近くの飲食店に向かったのだが、どうせなら中華街へ行ってみようかということになり、混雑を覚悟で遠征することに。

 人混みをかき分けかき分け進んでいくと、思ったとおり、若い衆が好きな「一楽」も「獅門酒楼」も満席。
 それじゃあ、君がまだ知らない店を教えてあげるということで、広東道の「隆蓮」に向かった。


 まずはハートランドの生ビールで乾杯!
 このビール、うまいんだよね。細かな泡が最後まで残っていて、ビール本来の味わいがずっと楽しめるのだ。
 マスターの注ぎ方が上手なんだろうかね。 


 絶品の蒸し鶏。

 相変わらずウマイ!


 ピータン。



 水餃子。



 途中から泡盛に切り替える。

 古酒ならではのコクのあるまろやかさが素晴らしい。
 それでいて、さわやかでクセのない香りと飲みやすさも合わせ持つ。



 続いてクセのあるやつをロックで。

 銘柄は忘れた……


 豚バラ肉の煮込み。



 エビと豆腐の煮込み(だったかな)。名称を忘れた…

 でも、美味しい!


 午後4時。シェフが休憩に入るというので、これにて終了。

 会計を済ませるとレジの後ろから、マスターが別な泡盛を持ってきて、「匂いを嗅いでみてください」とおっしゃる。
 たっぷり注いでいただいたグラスを鼻先に持ってくると、なんだか野草のような香りが感じられる。
 味わいもちょっと不思議。ズブロッカの泡盛版といったところだろうか。

 家に帰ってから検索しても、この酒はまったく引っ掛からない…
 貴重な酒のようだ。

 ということで、ごちそうさまでした。

 


  

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「横浜博覧館」裏口でアハ体験

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 「横浜博覧館」で一番楽しいところは、もしかしたら裏口かもしれない。

 ここは、基本的には身体障害者用の駐車場なのだが、商品の搬入口でもあり、中山路側の出入り口にもなっている。

 そのため、両サイドの壁には愉快な絵が描かれているのだ。

 最近は、この壁画をバックに写真を撮っているカップルなどをしばしば見かけるようになってきた。


 私も「獅門酒楼」に行ったときは、必ずここに立ち寄ることにしている。


 そんなある日、壁画に大きな変化が現れたことに気づいた。

 こちらをご覧ください。



 「世界一受けたい授業」茂木健一郎先生のアハ体験です。

 上の写真と比べて、どこが変化したでしょうか?
 
 超難問ですね。

 

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「北京」のフワフワ肉団子ランチを3人でシェアする

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 香港路と中山路をつなぐ極細路地にある中華料理店「北京」。

 ここに行くときは、たいてい独りか二人なのであるが、今回、初めて3人で食べに行くことになった。

 注文したランチは、油淋鶏・フワフワ肉団子・茄子肉香味炒めの3種。

 ここで問題となるのは肉団子だ。
 大きな団子が2個、お皿にのっている。

 独り、二人で食べる分にはちょうど良いのだが、これを3人で分かち合うとなると、かなり難しいことになる。


 これを3人で均等に分けるにはどうしたらいいのか。

 1個を小さめにして3個作ってくれれば最高なのだが、そうもいかない。

 1個ずつ三等分するか。

 それとも二等分して、残った半分を3等分するか。
 これじゃあ、最後はボロボロになりそうだな……

 そんなことを話し合っていると、おかみさんからこんな提案が。

 「プラス450円で3個入りにもできますよ」

 ということで、そのように作ってもらったのだが、


 写真を撮り忘れた…
 希少なランチ画像になったはずなのに…


 ここの味噌汁とツボ漬けがいい感じなのだ。
 なんだかホッとするよね。

 
 美味しいランチを食べて支払いを澄ますと、帰りがけに「mirea」3月号を頂いた。
 
 その23ページに「北京」の記事が載っているのだ。

 クリックして拡大。


 
 

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「一楽」にて2次会

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 先日の「隆蓮」での慰労会のあと、大通りに出てそのまま帰るつもりだったのだが、その角にある「一楽」を素通りできず、フラフラと入店。

 すでに飲み食いしてきたところなので、若い衆といえどもそれほど食べられない。


 で、軽い酒肴を盛り合わせにしてもらった。

 「よだれ鶏」もいいが、私は「牛肉のタタキ山椒ソースがけ」の方が好き。


 これだけでも十分なくらいであったが、追加でこういう珍しいものも。

 週替わりランチで出ていた「ヘルシー豆乳麺」の豆乳スープを使った一品。
 もしかしたら、この日だけしか食べることができなかったのかもしれないもの。

 優しい味わいでビールが進む…と思ったが、そんなわけがない。「隆蓮」で腹いっぱい飲んで食べてきたのだから。


 それでも最後は美味しい炒飯で〆。

 すごいパラッパラ炒飯だ。
  

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「同發本館」の香港式午餐

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 久々の「同發本館」ランチである。

 ここに来ると、ついついカレーライスか排骨カレーを頼んでしまうので、なかなか香港式午餐まで手が回らないのだ。

 だが先日、無性に焼物ランチが食べたくなり、時間をずらして行ってみたのだが、急に気分はモツに変化。
 
 結局、モツの盛り合わせになってしまった。 


 注文すると、まずはお茶と漬物。

 お茶の1杯目はスタッフが注いでくれるが、あとはポットを置いて行ってくれるので心置きなく飲める。

 漬物もザーサイなどではなく、こういう和風なのが好き。


 まずはモツの相方である青菜炒めとスープがきた。

 炒め物はニンニクと塩ベースの味付けで美味しい。


 続いてモツの盛り合わせ。

 コリコリとした豚耳、歯触り抜群のコブクロ、柔らかいハチノスだ。
 これらが甘めのタレに絡められていて、非常に美味しい。


 食後のデザートはつかないが、爪楊枝をぜひ味わっていただきたい。

 いわゆるクロモジというやつだ。

 ヘロヘロでやわな爪楊枝を置いている店が多いが、ここのはしっかりした本格的なもの。
 これで歯に挟まった焼き物や青菜を取り出し、もう一度噛みしめ残り物で余韻を楽しんでいただきたい。



 

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海鮮入り白麻婆豆腐

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 先週の「一楽」の週替わりランチには、牛ハラミ肉のオイスターソース炒め、豚肉と茄子の四川風丼半熟玉子のせ、ヘルシー豆乳麺、そして海鮮入り白麻婆豆腐が出ていた。

 どれも美味しそうなのだが、毎日ここで食べるわけにはいかないので、この中から一品選ばなければならない。

 消去法で選択肢を減らしていくと、最後にヘルシー豆乳麺と海鮮入り白麻婆豆腐が残った。
 最近はなんとなく肉を避けているんだよね。


 この日のスープはカレー味だった。
 そのほかにサービスで、朝のマカナイだったクリームシチュー、和風漬物、チャーシューをいただいた。
 これだけでご飯が食べられそう…
 


 そして週替わりランチから選んだ「海鮮入り白麻婆豆腐」が登場。

 ぜんぜん辛くない、思ったとおりの食味である。
 穏やかな塩味で、ご飯が進み過ぎ、思わず「お代わり!」と叫んでしまうところであった。

 

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まだまだ変化する「横浜博覧館」裏口

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 「横浜博覧館」の裏口は、毎日見に行っても見飽きないぜ。

 まだまだ製作途中なのか、あるいは毎日どこかを変化させているのか、まるで中華街のサグラダファミリアようだ。

 
 今日も新しい発見があった。


 洋貨店の中が変わっている!



 パンダが着ぐるみを脱いで、チャイナドレスの試着をしていた!

 

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夜の「ゴールデンカップ」に潜入

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 夜の8時頃、本牧で呑もうということになり、4人で「ゴールデンカップ」に向かった。

 元町のトンネルを抜けると、道幅が一気に広くなり、バスの車窓からは中華料理店やラーメン屋が並んでいるのが見えてきた。
 中華街にも負けない実力店が根岸まで続く、いわゆる本牧麺ロードだ。

 「長白山」、「奇珍」、「酔亭」、「三溪楼」、「笑苑」、製麺所「満寿屋」など、一度は訪れたい名店が並んでいる。

 昭和レトロを感じさせる本郷町商店街を過ぎると、アメリカンな雰囲気の漂うお店が少しずつ現れてくる。
 右側に「IG」が見えてきた。伝説の「イタリアンガーデン」の流れをくむカフェバーだ。店舗前に止まっている赤いアメ車が目印である。

 ここは四角いピザで有名だが、実はそれ以上に注目したいのがホットドッグ!
 かつて後楽園球場で売っていたものを忠実に再現しているという。
 そのソーセージもアメ車同様に真っ赤なのが特徴だ。

 そんなことを話しているうちに「本牧2丁目」に着いた。バスを降りて少し戻ったところに、「ゴールデンカップ」はある。
 こちらも赤いアーケードが目印。


 赤いテントに真っ黒な壁。



 緑色の通路には、米兵が遊びに来ていたころの写真が飾ってある。



 ライブの案内。



 最初の入口。



 ドアを開けると、風防室の壁にも昔の写真が。

 右の白いドアを開けて店内に入る。


 まずはお通し。

 海老入り豆腐の焼売!
 ここでは中華「本牧亭」の料理が食べられるのだ。


 女将さんにお任せでいくつか注文。最初になぜかタコ焼きが出てきた!



 中華料理とどういう関係があるのか分からないが、丁寧に作られていて美味しい。



 もち米シュウマイ。



 上海トースト(?)



 五目焼きそば。

 ウマイ!


 ワンタン。

 絶品だ!


 排骨炒飯。

 美味しい!


 トイレ。

 ここにもライブの案内が。


 ゴールデンカップのゴールデンウィーク。



 鶏葱そば。

 優しい味で美味しい!

 かつて本牧で超人気店だった「本牧亭」の店主は、若いころ中華街の「北京飯店」で鍋を振っていた聞き、この味に納得。
 一品一品、非常に丁寧な仕事をしている。

 ゴールデンカップスを産んだ伝説のライブハウスで、こんな美味しい中華料理が食べられるとは、近くに住んでいる方々が羨ましいぜ。

 

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下校する女学生を眺めながら立ち飲みで一杯@石川町の屋台「濱元」

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 石川町駅南口の出口は2つある。

 中村川に面した方がメインで、ここは元町にショッピングしに行く奥様たちの通用口だ。

 一方、おじさんたちが利用するのは、その反対側、改札を出て右にある出口である。ここは、山手にある女学校の学生たちの通用口。
 5段ほど階段を下りると、いきなり「ひらがな商店街」に飛び出す。
 ここから左方面にしばらく歩いていったところに、「リセンヌ小路」がある。


 早めに仕事が終わったある日の夕方、リセンヌ小路を歩いていると、立ち飲み屋台「濱元」の前に「夕焼けセット」なる札が出ているのに気がついた(冒頭の写真)。

 まだ陽は高く明るいのだが、ついフラフラと吸い寄せられてしまった。


 茶碗酒1杯と串揚げ3本(玉ネギ・竹輪の大葉巻・串カツ)で500円。

 なかなかいいセットだが、なんといっても素晴らしいのは下校する女学生の集団を眺めながら呑めること。
 立ち飲みの店が数多くある都心部の中でも、ここは最高のロケーションだと思う。 


 リセンヌ小路を通るのは女学生ばかりではない。
 ときおり、元町に向かう奥方たちが外の黒板メニューを見て店内(?)を覗き込んでいくのだが、皆さんそのまま立ち去っていく。

 立ち飲み屋台に興味のある女性は、ここの夕焼けセットでデビューしてみてはいかがだろうか。



 

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優しく穏やかな「豆腐の海鮮すり身詰め蒸し」

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 最近の「獅門酒楼」はかなり混んでいて、平日といえども空席待ちになることもある。

 この街に遊びに来た方々ならそれでも構わないのだが、近隣で働く者たちにとっては昼休み時間が限られているので、このロス時間は大きい。

 そんな時は近くの「サイゴン・デップ」や「雲龍」、「金陵」などに転換することにしている。

 さて先週の金曜日、この日は運よく滑り込むことができた。むさくるしいオジサンと相席だったけどね…


 金曜日のスープにはポタージュが出ることが多い。なんだか洋食屋さんのようだが、これが結構うまいのだ。

 この日選んだランチは週替わり。「豆腐の海鮮すり身詰め蒸し」だ。

 凹んだ豆腐の上部に海鮮すり身が詰められている。その頂点に載っているのはカニ肉。

 薄塩で旨みたっぷりのあんかけには味わい深いシメジと、磯の香り豊かな海苔が参加しており、柔らかで優しい豆腐をその周囲から穏やかに支援しているよう。
 
 またまた大満足のランチであった。


 食後の選べるデザート。

 最近は紹興酒ムースが品切れになっていることが多いのだが、この日はお店のお姐さんから「紹興酒、ありますよ」とのお言葉。
 やっぱりうまいわ〜、紹興酒ムース!

 

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「聚英」が週休2日に!

相席になったお客さんとシェア

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 先週水曜日の「一楽」ランチは、日替わりが「ラム肉とセロリのクミン炒め」だった。
 数日前からこれを食べたくて、満を持して出かけて行った。

 この日も、お客さんが多く、カップルなどがレジ前に並んでいたが、私は独りだったので「相席でもよろしいですか」と訊かれ、「OK」と返事をすると、中年オジサンが一人で座っているテーブルに案内された。
 単独美女でないところが残念だったが…。

 先客の前にはお茶しか置いていないので、まだ注文したばかりのようであった。



 待つことしばし。先客が注文した「豚バラ肉のとろとろ黒酢すぶた」と一緒に、私の「ラム肉とセロリのクミン炒め」も運ばれてきた。



 さっそくお互いの注文品を分かち合いながら食べ始める。

 豚バラ肉はトロトロ!

 ラム肉も柔らかくて、クミンの香りが鼻腔をくすぐる。

 やっぱりシェアして食べると、美味しさが倍増するよね。


 タクアンの一本漬け。葉っぱのついたままの大根を、そのまま漬けて沢庵にしたそうだ。

 これはちょうどいい箸休めになった。
 ご馳走様でした。

 
【参考】以前、相席になったお客さんとシェアして食べたランチ 
獅門酒楼の「真鱈と肉団子の豆乳土鍋煮」
 

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懐かしのエイトセンター

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 もう昨年のことになるが、作治さんと「栄屋」で呑んだあと、若いころ荒らしまわっていた福富町・長者町界隈に繰り出し、懐かしい店の“今”を見に行くツアーを挙行した。

 まずは、この路地。


 1階は中華の「自由軒」が今でも健在だった。

 ここのチャーシューメンがうまかったなぁ…。

 夏は冷やし中華だ。
 壊れたクーラーから出てきた結露水が、頭の上から垂れて冷やし中華のスープにポタポタと落ち込み、甘酢がどんどん薄くなっていったものだ。

 厨房はカウンター内だけ。とにかく狭いので野菜を切ったりするのは路上でやっていた。だから雨の日なんかは大変で、店の人が合羽を着てトントンしているのだった。

 2階は酒場「ヒンメル」。ハシゴ酒の最後に行くことが多かった店だ。
 まだやっているんだろうか……いや、やっているわけないよなぁ……


 昔は毎日のように利用したエイトセンター。店名の由来は長者町8丁目にあるからだ。

 地下1階から地上3階までが呑み屋街で、全部で40軒近く入っていたと記憶している。
 4階には協同組合の理事長が住んでいた。


 最初に行くようになったのは、この地下にあった「美津の家」だった。ばあさんが一人で切り盛りしてる呑み屋で、酒の肴は玉子焼きとか和え物など、優しい味わいの家庭的なおかずだった。

 「美津の家」の歴史は古い。戦後間もなく桜川沿いにあったカストリ横丁で開店している。(現在の桜木町駅の横あたり)
 ばあさんの話だと、30軒ほど並んだ棟割長屋で、バラックに近いものだったそうだ。野毛はジャパニーズオンリー地区だったにもかかわらず、ときどき米兵がきて暴れたり、時には発砲事件もあったという。

 その後、川沿いの横丁は汚くて不衛生ということから、多くの店が集団移転した。そうした呑み屋が集められた建物が「桜木町デパート」である。
 当時の資料によると、美津の家をはじめ、洋紀、再会、心、よる、八郎湖(のちの太平山)、いざよい、ヒンメル、ライカ、山茶郷、小西など、1,2階あわせて100軒くらい入っていたようだ。

 1970年代に入ると桜川新道を建設するため「桜木町デパート」が取り壊されることになり、立ち退きを余儀なくされた呑み屋は、長者町のエイトセンターや都橋商店街2階へ集められた。


 エイトセンター1階を眺める。

 まだ時間が早いからひっそりとしている。


 「いざよい」の看板が残っていた。


 「よる」もだ……。



 外から一気に3階まで上がる階段。

 酔っぱらって、ここから転げ落ちた人の数は数えきれない。


 3階。
 この奥に「ライカ」があった…と思う。
 当時、国会議員だった大出俊がしばしば来ていたっけ。

 その手前に「太平山」があった。ここに出入りするようになったきっかけは、私の所属するバンドの練習が終わったあと、よく呑みに行った「美代」の閉店だった。
 「美代」と「太平山」は向かい合っていた。その「美代」が閉店するにあたって、私は記念として店の看板を貰うことになっていた。
 それを預かっておいてくれたのが「太平山」だった。

 以来、「太平山」には足しげく通うことになった。


 2階トイレ。

 ここでよく嘔吐している酔客がいたっけ…


 2階は全く知らない店ばかりになっている。

 「太平山」の最後はこの2階に移転していた。
 それも何年か前、女主人が亡くなって閉店。
 以来、エイトセンターに行くこともなくなった。

 若いころに徘徊していた飲食店ビルを今こうして歩いていると、あちこちのドアから飲み仲間やご主人たちが出てくるような気がしてくる。


 「桜木町デパート」から移転した店が集められた2つのビル。
 「都橋商店街」の呑み屋は、いまや若者たちで賑わう店の集合体へと転換していったが、ここ「エイトセンター」はどのように変わっていったのだろうか。
 時間ができたら探検しに行ってみたい。






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