昨年、この道を自転車で走っていて気になった店。
住宅街の中、それも家と家の隙間に造られた仮設店舗か屋台のような店。
店名は「ドカッ亭」という。
幟旗からして、それが食べ物屋さんだということは分かっていた。そこに次から次へと、近隣のお客さんがやって来て買っていく光景を見て、ずっと気になっていたのだが、先日、とうとうそこに入る機会がやってきた。
自宅の一部を使ってやっているという小さな店舗の周囲には、こんな掲示物が所狭しと飾られている。
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本日のライス200円!
ご飯が200円というのではない。よく見れば分かると思う。
○○ライスという、一品ものが、なんと200円なのである!
テリヤキライス、オニオンカレー、チーズトッピングオニオンカレー、鶏もも焼きオニオンカレー、ハーフ&ハーフカレー、野菜20種入りキーマカレー、イギリスライス(トッピングローストビーフ40g)、ベーグルサンド、本日のパスタ、本日の炒面、本日のピザっ子…
とんでもない多品種、低価格!!
しかも、
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中高生限定ではあるが、カレーライス、本日のライスが100円!!
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ショーケースにはおかず、杏仁豆腐なども。
合鴨が400円!
マッシュポテト&チーズが400円!
3品なら1000円!
忙しいときの夕飯に買って帰りたい!
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ドリンクが50円!?
どうなってんだろう。
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さらに、さらに、火・木・土曜日には、カレーの種類がこんなに増えるのか!
麻婆カレーが気になる…。
キムチカレーも…。
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夕方メニューというのもある。
シチューや網焼きまで!
ものすごく懐が広い…
いったい、どうなっているのか…
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なんて、感心している場合ではない。
これまた大人のデザートが…
なんなんだ、これは!
杏仁豆腐だけではなく甘豆腐。
さらにゼリーも。
凄すぎる…
ということで、この日は「本日限定 ハーフ&ハーフカレー」(200円)を買って、近くの公園で昼飯となった。
200円だからミニサイズのカレーだろうと思って蓋を開けると、
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こんな姿が現れた!
サイズを比べる尺度がないけれど、カレーを置いた場所は公園のベンチ。
板の幅から想像できると思うが、容器はまったく普通の、よくある大きさだった。
これが200円!
だが、肝心なのは味だ。
安いけど不味くて、もう二度と買うもんか…というような経験はよくあるからね。
でも、このカレー、旨いです!
しかもハーフ&ハーフなので、100円カレーを2つ食べているような感じだ。
あっという間に完食し、食後は腹ごなしを兼ねて付近を散策する。
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クリーニングの取次店みたいな雰囲気だが、看板を見ると「お惣菜 キクヤ」となっている。
これまた、なんだか気になる店構えだ。
次はいつ来ることができるか分からないので、即入ってみることに。
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ガラス戸を開けると手前にショーケース。
そこに並べられているのは100g100円のポテトサラダと、100g350円のチャーシューのみ!
他に何があるのかと思って壁を見ると、揚げ物が数種類。
コロッケ2個100円、メンチ2個160円、串カツ2個160円、ポテト8個100円、豚カツ1枚300円…
ショーケースの左側には大鍋があり、いつ取り替えたのか分からないほど使い込まれた油が入っている。
先代から注ぎ足されてきた秘伝のタレ…じゃない…油!
とりあえずコロッケを注文する。
60歳前後のご主人が一人でやっているようで、粘度たっぷりの油を小鍋に取り分けコンロにかける。
油の温度が上がるまでの間を利用して、大きな冷蔵庫からネタを取り出し小麦粉・卵・パン粉をつけ始めた。
ここは、注文を受けてから作る昔ながらのスタイルを続けているようだ。
外観から予想したとおり、店内は昭和30年代の時がストップしたままの姿だった!
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これが、そのコロッケ。
中身はジャガイモがほとんどだが、わずかながらひき肉も垣間見える。
出先だったのでソースもかけずに食べたのだが、そこそこいけるではないか。
今度はチャーシューを買ってみるかな。
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お惣菜の「キクヤ」近くにある「鈴木屋酒店」。
店内を覗くと、「角打ち」ができる店であることが分かった。
この日は昼間から酒を呑むわけにはいかなかったので諦めたが、次回は夕方にでも来てみよう。
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これも近くにあるお店。看板が出ていないので名前が分からないが、野菜や果物を置いているところから青果店であることは確かだ。
店名なんか必要ないのだろうね。おそらく昔から地元の人々が買いに来て成り立っている店に違いない。
いずれ、ここでも買物をしてみたいものだ。
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魚屋の魚料理「うおとみ」だって。
ここもなんだか、そそられる佇まいだなぁ…
一帯はかつての漁師町だから、多分、いい店のような気がする。
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さて、この住宅街から少し歩くと、三溪園通りの商店街に突き当たる。
そこにも、こんな建物が残っていた。ビルと2階屋の間に挟まれてひっそりと佇む姿は、まるでミニチュアのよう。
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どこか田舎町の駐在所のような雰囲気もあるが、ここは「相原産婦人科医院」。
玄関のガラスドア越しに段ボール類がぎっしり詰まっているのが見える。閉院してからずいぶん年月が経ったのだろうか。
接収が解除されたあとのエリアは、なんだか洋風でオシャレな町に様変わりしてしまったが、この一帯は手つかずだったためか、レトロなものが結構残っている。
これからは中華街散策の合間に、ディープな本牧を探して歩いてみるかな。
ということで、この日は「ドカッ亭」の安くて美味しいカレーを食べ、サイドメニューとして「お惣菜キクヤ」のコロッケを頬張りながら昔懐かしい町を散策するという、ほんとにいい昼飯だった。
…だったのだが、
その日、家に帰ると夕食は、これだった。
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なんてこった…
で、どっちが美味しかったかって?
もちろん、「ドカッ亭」の方に決まっています。
これで次回の散策コースが決まった。
まず「キクヤ」で串カツを2本買って「鈴木屋酒店」へ行き、ここで日本酒2合の“角打ち”。
下地をつけたところで「うおとみ」に入って魚料理をいただく。
そして〆に「ドカッ亭」の200円炒麺を立ち食いしてフラフラと帰る。
いいなぁ…。
↑ドカッ亭
↑鈴木屋酒店
↑お惣菜キクヤ
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住宅街の中、それも家と家の隙間に造られた仮設店舗か屋台のような店。
店名は「ドカッ亭」という。
幟旗からして、それが食べ物屋さんだということは分かっていた。そこに次から次へと、近隣のお客さんがやって来て買っていく光景を見て、ずっと気になっていたのだが、先日、とうとうそこに入る機会がやってきた。
自宅の一部を使ってやっているという小さな店舗の周囲には、こんな掲示物が所狭しと飾られている。

本日のライス200円!
ご飯が200円というのではない。よく見れば分かると思う。
○○ライスという、一品ものが、なんと200円なのである!
テリヤキライス、オニオンカレー、チーズトッピングオニオンカレー、鶏もも焼きオニオンカレー、ハーフ&ハーフカレー、野菜20種入りキーマカレー、イギリスライス(トッピングローストビーフ40g)、ベーグルサンド、本日のパスタ、本日の炒面、本日のピザっ子…
とんでもない多品種、低価格!!
しかも、

中高生限定ではあるが、カレーライス、本日のライスが100円!!

ショーケースにはおかず、杏仁豆腐なども。
合鴨が400円!
マッシュポテト&チーズが400円!
3品なら1000円!
忙しいときの夕飯に買って帰りたい!

ドリンクが50円!?
どうなってんだろう。

さらに、さらに、火・木・土曜日には、カレーの種類がこんなに増えるのか!
麻婆カレーが気になる…。
キムチカレーも…。

夕方メニューというのもある。
シチューや網焼きまで!
ものすごく懐が広い…
いったい、どうなっているのか…

なんて、感心している場合ではない。
これまた大人のデザートが…
なんなんだ、これは!
杏仁豆腐だけではなく甘豆腐。
さらにゼリーも。
凄すぎる…
ということで、この日は「本日限定 ハーフ&ハーフカレー」(200円)を買って、近くの公園で昼飯となった。
200円だからミニサイズのカレーだろうと思って蓋を開けると、

こんな姿が現れた!
サイズを比べる尺度がないけれど、カレーを置いた場所は公園のベンチ。
板の幅から想像できると思うが、容器はまったく普通の、よくある大きさだった。
これが200円!
だが、肝心なのは味だ。
安いけど不味くて、もう二度と買うもんか…というような経験はよくあるからね。
でも、このカレー、旨いです!
しかもハーフ&ハーフなので、100円カレーを2つ食べているような感じだ。
あっという間に完食し、食後は腹ごなしを兼ねて付近を散策する。

クリーニングの取次店みたいな雰囲気だが、看板を見ると「お惣菜 キクヤ」となっている。
これまた、なんだか気になる店構えだ。
次はいつ来ることができるか分からないので、即入ってみることに。

ガラス戸を開けると手前にショーケース。
そこに並べられているのは100g100円のポテトサラダと、100g350円のチャーシューのみ!
他に何があるのかと思って壁を見ると、揚げ物が数種類。
コロッケ2個100円、メンチ2個160円、串カツ2個160円、ポテト8個100円、豚カツ1枚300円…
ショーケースの左側には大鍋があり、いつ取り替えたのか分からないほど使い込まれた油が入っている。
先代から注ぎ足されてきた秘伝のタレ…じゃない…油!
とりあえずコロッケを注文する。
60歳前後のご主人が一人でやっているようで、粘度たっぷりの油を小鍋に取り分けコンロにかける。
油の温度が上がるまでの間を利用して、大きな冷蔵庫からネタを取り出し小麦粉・卵・パン粉をつけ始めた。
ここは、注文を受けてから作る昔ながらのスタイルを続けているようだ。
外観から予想したとおり、店内は昭和30年代の時がストップしたままの姿だった!

これが、そのコロッケ。
中身はジャガイモがほとんどだが、わずかながらひき肉も垣間見える。
出先だったのでソースもかけずに食べたのだが、そこそこいけるではないか。
今度はチャーシューを買ってみるかな。

お惣菜の「キクヤ」近くにある「鈴木屋酒店」。
店内を覗くと、「角打ち」ができる店であることが分かった。
この日は昼間から酒を呑むわけにはいかなかったので諦めたが、次回は夕方にでも来てみよう。

これも近くにあるお店。看板が出ていないので名前が分からないが、野菜や果物を置いているところから青果店であることは確かだ。
店名なんか必要ないのだろうね。おそらく昔から地元の人々が買いに来て成り立っている店に違いない。
いずれ、ここでも買物をしてみたいものだ。

魚屋の魚料理「うおとみ」だって。
ここもなんだか、そそられる佇まいだなぁ…
一帯はかつての漁師町だから、多分、いい店のような気がする。

さて、この住宅街から少し歩くと、三溪園通りの商店街に突き当たる。
そこにも、こんな建物が残っていた。ビルと2階屋の間に挟まれてひっそりと佇む姿は、まるでミニチュアのよう。

どこか田舎町の駐在所のような雰囲気もあるが、ここは「相原産婦人科医院」。
玄関のガラスドア越しに段ボール類がぎっしり詰まっているのが見える。閉院してからずいぶん年月が経ったのだろうか。
接収が解除されたあとのエリアは、なんだか洋風でオシャレな町に様変わりしてしまったが、この一帯は手つかずだったためか、レトロなものが結構残っている。
これからは中華街散策の合間に、ディープな本牧を探して歩いてみるかな。
ということで、この日は「ドカッ亭」の安くて美味しいカレーを食べ、サイドメニューとして「お惣菜キクヤ」のコロッケを頬張りながら昔懐かしい町を散策するという、ほんとにいい昼飯だった。
…だったのだが、
その日、家に帰ると夕食は、これだった。

なんてこった…
で、どっちが美味しかったかって?
もちろん、「ドカッ亭」の方に決まっています。
これで次回の散策コースが決まった。
まず「キクヤ」で串カツを2本買って「鈴木屋酒店」へ行き、ここで日本酒2合の“角打ち”。
下地をつけたところで「うおとみ」に入って魚料理をいただく。
そして〆に「ドカッ亭」の200円炒麺を立ち食いしてフラフラと帰る。
いいなぁ…。
↑ドカッ亭
↑鈴木屋酒店
↑お惣菜キクヤ
