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Channel: 中華街ランチ探偵団「酔華」
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せせり ハモ ナガササゲ グチ

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 「チャイナハウス カモメ」跡地で何やら工事が始まっていたが、次に入る店が分かった。

 食べ放題で店舗を増やしてきた金龍グループの経営する「王府井」だ!

 またまた焼き小籠包なのだろうか…
 隣の「均昌閣」も大変になりそうだ。

 でもよく見ると2階も工事しているようなので、もしかしたらイートインコーナーができるのか。
 それとも料理店? もう少し経てば、全貌が見えてくるだろう。


 さて、その工事現場の並びにある「一楽」。
 昼どきは地元の会社員や他店の従業員などで賑わう、まるでみんなの“社員食堂”のような存在と化す老舗中華料理店だ。
 そこで食べた最近のランチ…


 これは先週の週替わりメニュー、「鶏せせり肉と野菜のうす塩炒め」である。

 「せせり」といえば焼鳥と相場は決まっている。こういう部位がランチに登場となれば、食べに行くしかない。
 喉の調子がイマイチなので、ちょうどいい。
 身体の具合が悪い時は、その部分と同じ部位を食べなさい、という言い伝えがあるからね。
   
 歯に心地よい弾力があり、うす塩で炒められたセロリとの相性もいい。
 美味しく食べられたうえに、食後はのどの調子まで良くなっている。まさに医食同源だ。


 こちらは7月11日の日替わりメニュー。「ハモと生トウモロコシの豆鼓ソース炒め」である。

 ハモの歯触り・ホッコリ感、トウモロコシの甘味、そしてそこに加わる豆鼓の中華テイスト、これは美味しい!
 ウナギなんか要らないぜ。

 もう一度食べてみたいと思うが、残念ながら昨日だけの日替わり…次はもうないかも…


 さて、こちらは“みんなの社員食堂”のもう一方の雄、「獅門酒楼」。

 この日(7/4)は週替わりランチから、「牛肉とナガササゲ、キクラゲの卵炒め」をいただいた。
 ナガササゲというのは長いササゲという意味で、豆科の植物である。容貌はどこかインゲンみたいだが、種子はアズキのようになるらしい。

 女将さんの話では、「お赤飯にはアズキよりも、このササゲを入れていたものよ。アズキは炊くと割れちゃうでしょ、でもササゲは割れないの。だからお祝いのご飯には割れないササゲを入れた」という。
 へえ〜、そうなんだ。調べてみると確かに赤飯に使っているらしい。

 まぁ、それはともかく美味しい料理でした。


 そしてこちらは同じく「獅門酒楼」。7月9日の日替わりランチ「鹿児島産グチと高菜の辛し煮込み」である。

 唐揚げにした香ばしいグチがメインで、そこに加わるのは高菜の酸味、干し椎茸の風味、タケノコの歯触り、豚肉の旨み。
 高菜が入っているためか、どこか田舎風の雰囲気がするランチであったが、これはこれで、なかなか美味しい。
 
 
 ところで、グチってどんな魚なんだろうと思って調べてみたら、こちらでいうイシモチなんだね。

 それなら…って、なんだか愚痴が出そうなのでやめておきます。

 

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