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Channel: 中華街ランチ探偵団「酔華」
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被災地でのボランティア活動を終えて さらに北上する

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 釜石でのボランティア活動を終えたあと、青森の大湊に住む知人を訪ねるため、さらに北上することに。

 コースは遠野〜新花巻〜盛岡〜新青森〜野辺地〜大湊という、乗り換えが多く厳しい道のりであった。


 新花巻でワンカップを買って新幹線に乗り込む。



 新青森から先は青い森鉄道に乗り換え、雪深い陸奥湾沿岸を行く。
 対岸のホームが見えないほどの積雪である。


 野辺地から「はまなすベイライン大湊線」に乗り入れる。
 マサカリの細い柄のような部分を海に沿って走る列車なので、大きな余震=津波を連想してなんだか怖い…

 この半島には六ヶ所村の再処理施設や、東通原子力発電所がある。巨大な津波が押し寄せてきたらひとたまりもない。
 しかも細い半島で両側は海! 先端は行き止まりだ! 万一の場合には逃げ場がないのだから…

 そんな恐怖を打ち消すため、新青森駅で購入した駅弁を取り出す。


 味噌焼き、塩バター焼き、照り焼きと、まさにホタテ三昧の弁当だ。



 寒々とした海岸線を眺めながら、美味しいひと時を過ごす。
 


 線路が沿岸から離れると、こんな風景も現れる。



 昼過ぎ、本州最北端の駅「大湊」に到着。

 てっぺんの終着駅というのか…


 教会と幼稚園。

 屋根からずり落ちてくる雪が半端じゃない! 


 しばらく歓談したあと、面白いものがあるというので道の駅に向かう。

 ほとんど埋没しているようだが…


 ここから横浜は近い…って。
 それにしても春になれば素晴らしい景色が広がるのだろうね。


 続いて、六ヶ所村に案内していただく。



 再処理工場に近づくと、異様な光景が現れた。
 風力発電の風車だ!

 クリーンなイメージを演出するためなのだろうか…
 施設内の電源はここから供給されているのだろうか…


 六ヶ所原燃PRセンターを見学。



 もしもツアーズならぬ「原燃ツアーズ」なんていうのもある。



 再処理工場には近づけないので、ここから展望するのだが…



 望遠レンズでアップすると、こんな風景が見えた。
 なんだか不気味である。


 そして、いたるところに風車が!



 各種発電のメリット・デメリットが紹介されているが、やはり原子力発電のデメリットは少なく…(苦笑い)



 豪華な施設だが…



 他の訪問者には出会わなかった。
 おかげさまで貸切状態で見学することができた。



 ……


 横浜って、こんな近くにあるんだね。



 「また来てね」って…もう来ないだろうね。


 ところで、これは2年前にも書いたことなのだが、ずっと引っかかっているので、もう一度記しておきたいことがある。
 日本原子力研究所が設立されて、茨城県東海村に研究所ができたのは1956年のこと。ここから日本の原子力発電が始まるのだが、茨城県では2006年に、原子力50周年を記念して各種イベントを開催している。

 そのことが茨城県の原子力広報に載っていた。
 内容はこうだ。
 一見して異様なページであることがお分かりいただけると思う。

 ▼
 県民のみなさまへ

 となっているが、いくらクリックしても何の変化もない。
 しかも、その下には不自然な空白が!

 おそらくここには原子力50周年記念事業の結果概要が出ていたのに違いない。

 そう考えて検索を進めていくと、なんとこんな報告が出ていたのであった。
 中曽根康弘の記念講演要旨である。
 
 県広報のURLはこうである。 
www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/seikan/gentai/nuclear/koho/index.html

 そして中曽根記念講演会の要旨のURLはこうである。
www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/seikan/gentai/nuclear/koho/pdf/nakasone.pdf

 明らかに県広報の中に存在していたのだ。


 このあと我々は六ヶ所村をあとにして、今日の宿泊場所である下風呂温泉に向かった。

 その少し先にはマグロで有名な大間があるが、ここは最近、原発建設でも話題になっている。

 

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