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Channel: 中華街ランチ探偵団「酔華」
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年末の横浜中華街

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 迎春

 「お年賀」代わりとして、年末に横浜中華街を歩いたときの写真をご覧いただきましょう。

 「華正楼」の正月飾り。



 こちらは神社の好きな「チャイハネ」。
 系列店の「岩座」も同じ。


 東門から大通りに入ってすぐのところにあるマグノリア。
 木蓮、泰山木、コブシなどモクレン科の総称。フランスの植物学者マニョール(P.Magnol)の名にちなむそうだ。
 かわいい芽が出ている。


 その横には「継往開来」のモニュメントがある。

 中国人アーティスト劉旭光さんの作品だ。



 継往開来(過去を継承し未来を開く)の銘文。

 このモニュメントは未来を切り開く《斧》をデザインしたものです。1859年横浜が開港し、ここ旧外国人居留地に欧米アジアの人々が集い、日本の近代化と国際化の種子がまかれました。
 中国人は貿易の場で「買弁」などの仕事に携わり、中華街を築いてきました。居留地の志を受け継ぎ、善隣友好・温故知新を胸に中華街は横浜の発展とともに歩んでいきます。


 あの「雲龍」に長い行列が!
 最近は子供連れの観光客もかなり見かけるようになった。


 ずっと気になっている新しい「愛香楼」。
 


 そこに、こんなセットが登場した。
 中華街ですき焼きだ!


 ここは「横浜博覧館」裏口。クリスマス前に描かれたリースが……



 あっという間に元通りに書き換えられていた。

 たまにはお客のパンダを入れ替えてほしいけど…
 作者も大変だな。

 そういえば、銭湯のペンキ絵も、こういうことやればいいのにな。


 
 大通りに新しくできた「王鼎記」。
 まだ入っていないが、なんだか入る気がしないんだよね…



 本来、店の中で食べるはずの黄金餃子なのだろうが、食べ歩きの表示も出ている。



 店舗外側にタレが並べられていた。
 ここで付けて、歩き食いをするのかな。


 かきグルメ。
 なんだか旨そうだな♪



 ふーん、店内で充電ができるのか。
 かなり長い時間滞在しないとフル充電は難しいのかな。
 でも、なかなか面白いサービスだ。


 ついに「中国貿易公司2号店」も閉店してしまった。



 この一帯の変化はすごいなぁ…

 老舗の「東華楼」跡は、焼き小籠包の「鵬天閣」に。
 湖南料理の「明揚」跡は食べ放題の「華福飯店」に。
 豚まんの「江戸清」は健在だが…
 重宝した「松田書店」跡は手相・占いの「Lunatic Dragon」に。
 八百屋の「信濃屋」跡は開運グッズの「龍に」。
 肉の「はっとり」跡は焼き小籠包の「王府井」に。
 そして今回の「中国貿易公司2号店」跡は……?
 老舗「状元楼」は健在だ!! 
 食品の「源豊行」も健在。

 この一画から消えた店(6軒)を業態別にみると、老舗の中華料理店が2軒と、書店、八百屋、肉屋、食品店が各1軒である。
 その跡に入ったのが焼き小籠包店が2軒、食べ放題店、占い、開運グッズだ。食品店跡に入る店は今のところ不明。
 ということで残っているのは中華料理店、中華食材店、肉まん店が各1軒だけということになる。


 私が初めて白麻婆豆腐を食べた店が「心龍」。
 ここが中華街初だったのか。


 市場通りの「養泰」。
 閉店したあと、なにやら工事が始まっていたが、今はストップしているようだ。


 さて、こちらは「天龍菜館」。
 路上のテーブルとイスは常設になってしまったようだ。

 一つ認めると、さらに次も認めなければならなくなるのが世の常。
 先日は、同じブロックにある「日昇酒家」が歩道上にテーブルといすを出していた。
  
 いいいのかなぁ……と思うが、狭い歩道というわけではないし、風情があっていいかもとも思う。


 とかなんとか言いながら、「天龍菜館」で遅い夕食を食べていくことに。
 まずはビールだ。ここは大瓶というのが嬉しいね。
 しかも漬物がタップリついてくる。


 元店主の鄭さんが食事をしに来ていた。



 貴妃塩鶏ってなんだろう?



 ここは常夏の「天龍菜館」。まだ夏日だ!?
 ということで、12月末なのに冷麺を注文する。


 これが「天龍菜館」の500円冷麺だ。
 キュウリの量がすごい!


 色々な角度からご覧いただこう。
 錦糸玉子も太い!


 ネギの切り方、カニカマの裂き方がワイルドだろぉ!
 


 チャーシューもそれなりだ。

 冷麺に別添えのタレをかけ回し、ざっくりとかき混ぜる。
 麺や具にタレが馴染んだところでずずっと啜る。

 やっぱりネギが……
 主張し過ぎ……


 鄭さんは食べ終えると料金を支払って帰っていった。

 なるほどね。

 ここは常連に限らず、支払いをする際に店の者が忙しいと、「そこに置いて行って」というような緩やかな感じがいい。
 

 ということで、読者のみなさん、そして中華街のお店の方々、今年もよろしくお願いいたします。

 

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