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Channel: 中華街ランチ探偵団「酔華」
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「杜記」にて冷やし刀削麺を齧る

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 今シーズンの冷麺、冷やし中華が終わろうとしている8月下旬、今のうちに食べておかなければということで、「杜記」の海鮮冷麺をターゲットに台南小路へ向かった。

 時間は午後1時半頃だったろうか、外でタバコを吸っている男が一人、店内には数人の客がいるだけという状況。
 これならゆっくり食事ができるなと思い、即入店した。


 さっそく「海鮮冷麺」を注文すると、なんということだ、「売り切れです」とお姐さん。
 後日、ぶるねこさんのブログ記事を読んでいたら、同じような体験がアップされていた。

 でも、こちらはランチタイムど真ん中でもなく、満席でもなかったのだが、とにかく売り切れとのことだった。
 ならば「鴨スモーク四川風ソースつけ刀削麺」にしようと思っていたら…
 すかさずお姐さんが、「これはできないけど、こっちならできるよ」と。

 もちろん、どっちも食べてみたいメニューだったので、これを即注文。(ランチタイムにつき100円引き)


 カウンター越しに見ていると、厨房の料理人が麺の塊りを取り出し、少し捏ねたあと、それを独特の刃物で削りながら鍋に投入していく。
 いつも思うのだが、最初に削って放り込まれた麺と、最後に投下された麺では、明らかに茹で時間が異なる。
 これでいいんだろうかと思う一方、これだからこそ微妙な食感の違いが生まれて、いろいろな状態の麺を味わうことができるのだろう、とも思えてくる。

 麺の削り方にも様々な職人技があるようで、普通は片腕で抱えた塊りを削ぎ切っていくのだが、上のイラストのように達人ともなると頭の上に置いて削り飛ばしていくらしい。
 もっと凄い料理人は頭の上の塊りを両手で削っていくなんていう超絶技巧を披露してくれるらしい。

 料理人の作業を見ているうちに、私の刀削麺が来た。


 つけ麺ではあるが、お姐さん曰く、「つけ汁につけて食べてもいいし、ぶっかけてもいい」とのこと。
 


 ぶるねこさんは香菜を除いてもらっていたが、私はもっと欲しいくらい。



 鴨スモークがメニュー写真とは違うようだが、そのへんは許容範囲内なのか。



 ぐるっと回して反対側も撮影。
 トッピングされている具材は鴨、蒸し鶏、トマト、モヤシ、ワカメ。それらの量は半端じゃない、かなり載せられている。

 濃いつけ汁にどっぷりと浸して食べると、美味しい〜〜〜〜♪
 鴨は箸で挟んだだけで崩れてしまい、つけ汁の中でバラバラになってしまう。 
 でも、蒸し鶏がいいね。この汁との相性が抜群だ。ウマイ!


 麺も美味しいのは言うまでもない。
 しかし、太くて厚くて、そしてモチモチした麺は、チュルチュルっと“すする”わけにはいかない。まさに“齧る”という感じだ。


 レジの横に掲げられている「干拌麺」の写真。
 「杜記別館」で食べたのとは、ずいぶんと趣が異なるようだが……
 いずれ、これも食してみたいと思っている。

 ちなみ、「杜記別館」時代の干拌麺の画像を載せておこうね。


 もちろん美味しかったよ。
 なんだかスパゲッティかラグマンを思い出させる麺だった。
 
 

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