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Channel: 中華街ランチ探偵団「酔華」
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フュージョン・ダイニング「TRES」のランチ

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 昨年、上海路にオープンした「フュージョン・ダイニング TRES」は、スパニッシュ、イタリアン、チャイニーズ、そしてジャパニーズを融合したような洋食屋さんだ。

 そこそこお客さんが入っていたのだが、今年2月、なぜか突然の休業に。そして5月に再開すると、昼どきは満席という光景がしばしば見られるようになった。

 冒頭の写真はある日の上海路。「謝甜記2号店」には行列ができているが、他の店の前にはほとんど人影が見当たらない。
 だが、「TRES」に入ってみると、カウンターはほぼ満席に近かった。幸い2人分の席が空いていたので同行者と並んで座ることができた。


 本日のランチから私はシャリアピンステーキを、同行者はサワラのムニエルを注文。

 しばらく厨房内を見ていると次の来店者が現れた。だが、すでにカウンター席は満杯。可哀そうに、残念そうな顔をして引き返して行った。


 横のスプーンと比べて分かると思うが、ここのスープはかなり小さい。しかし、これが和洋中をクロスオーバーしたような材料と味わいで、なかなか美味しいのだ。


 そしてサラダ。

 ただ単に菜っ葉をちぎってドレッシングをかけただけなのに、なんだか美味しく感じられてしまうのは何故なんだろうか。


 本日のメインであるシャリアピンステーキ


 そして、サワラのムニエル。

 どちらも美味しい!
 とくにシャリアピンステーキは柔らかくてタレがうまい。
 付け合せの野菜もご飯がすすむ一品、いや二品だ。 


 サービスでいただいた海藻(?)。

 これは酒の肴にしたい感じだった。


 食後のチーズケーキとアイスコーヒー。

 これもウマイ!


 別な日のランチメニュー。

 AとBはスパゲッティーで、Sは魚、Mは肉というパターン。これは毎日同じみたいだ。ただ内容は週替わりかな。
 で、なんでSМなのかなと考えていたら、SはサカナのS、MはミートのMらしい。


 まずはスープとサラダ。


 そしてボンゴレロッソ。
 
 少なそうに見えるが、これでも相当なボリュームがあるのだ。
 隣のご婦人なんか残してしまったほど。


 しかもアサリの使用量も半端じゃない。

 13〜14個も入っていた! 
 

 この店が再オープンしてからシェフが変わった。
 今度の方はヒゲの似合う、いかにも洋食の料理人といった風貌である。一人でメインディッシュをすべて作っているのだが、カウンター越しに見るその作業はかなり手馴れていて素早い。
 
 厨房施設は以前の中華料理店のままなので、中華鍋用コンロなど使わないものも残っていてる一方、フライパン用コンロは6個くらいあるので、スパゲッティーや肉料理などを同時進行で調理できる。
 スピーディーな作業を見ていると、やはりプロはすごいなと思う。

 かつて「一楽」裏にあった洋食屋「梅園」と香港路の「つね勝」が閉店してしまった現在、「サブローソ」と、ここ「TRES」は、中華街の中にある洋食屋として貴重な存在となっている。

 
 それにしても「梅園」のレバカツやミルク仕立てのスープは絶品だったなぁ…
 「一楽」の店長はこれで育ったという話だ。

 そして「つね勝」のトンカツ!
 噛んだときにサクッと崩れるコロモ、そこに加わるジューシーで柔らかい豚肉、さらにソースまみれになった千切りキャベツが混然一体となって、メチャメチャご飯のすすむランチだったなぁ…



 

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