「生きている兵隊」by 石川達三
以前、このブログで記事にした『君たちはどう生きるか』は、少年たちに対しての問いかけであったが、こちらの『生きている兵隊』は大人に対して同じことを投げかけている。 これは、南京に派遣された石川達三が現地で見聞したことをもとに書いた小説で、昭和13年3月号の『中央公論』に発表された。しかし、内務省の通達により、書店の棚に並ぶことのないまま発売禁止となったイワク付きの本である。...
View Article絨毯展鑑賞のあとは松屋で「ガリたま牛めし」
先週の土曜日(17日)のことだが…… シルクロードの手織り絨毯展があるというので買い付け、目の保養に行ってきた。 場内には手織りをする女性や、修理をする男性が作業を見せていたが、基本は展示即売会である。したがってお客さんの大半はシロガネーゼ風というか、お金をいっぱい持っていそうな方々だ。もちろん社長風の紳士も来られている。...
View Article収穫したフキノトウで天ぷらや蕗味噌をつくる
とある土手でフキノトウを大量に収穫したので、いろいろな調理をしてみた。 まずは王道の天ぷらだ。いつも思うのだが、天ぷら粉と水の比率が難しい。粉が多いとボテッとした仕上がりになってしまい、なんだか安手の居酒屋で出されるコロモばかりの天ぷらになってしまう。水が多いとコロモができず素揚げのようになるし… でも、今回は妻が作ったのでうまくいった♪...
View Articleシルクロード手織り絨毯展で見たノリタケの食器がすごかった!
先週訪ねたシルクロード手織り絨毯展のなかでは、ノリタケの展示即売会も開催されていた。 明治・大正時代のオールド・ノリタケは真葛焼きのように相当数が海外に流出していったそうだ。それらを買い戻してきた製品がここに並べられていた。 金彩花紋四人揃チョコレートセット(1911年)。250,000円。...
View Article素敵な理髪店@星川
保土ヶ谷区内を歩いていたら、こんな素晴らしい理髪店に出会いました。店舗の上部を撮影しきれませんでしたが、「太陽理髪店」というお店です。 ストリートビューで見てみましょうか。 こんな感じです。 なんだか、むかし中華街にあった中国理髪「發記」を思い出させますね。あそこも素晴らしかったけど、なんだかこちらも気になります。 次回の散髪はここでやってもらうかなぁ。...
View Article「君たちはどう生きるか」と問われて、こう答えている人がいる
「君たちはどう生きるか」と問いかけをしたのは、吉野源三郎である。 それに対して、こんなふうに答えている人がいた。 どう生きるか、なんて考えたこともない。 すごい返事だ。 誰が言っているのかと思ったら…… この人だった。 佐藤愛子さん。大正12年(1923)生まれ。...
View Article「獅門酒楼」のミステリーランチ ヒントはホタテだった
先月の情報で申し訳ないが、「獅門酒楼」でミステリーランチを食べてきた。この日のヒントは「ホタテ」♪ これをどうやって調理して出してくるのか。いろいろ考えてみた。オーソドックスなところでは「炒め」かな。 あるいは、こちらでは「鉄板焼き」という衝撃的な出し方も持っているので、そんなのも考えられる。 あとは、魚料理なども得意としているから、「湯引き」なんていうのもありかもね。...
View Article「一楽」にてスルメイカとバジルの香り炒め
最近は忙しくて、なかなか昼どきの中華街に顔を出せない。以前は毎日といってもいいほど町内を徘徊していたのだが、今年になってからは1週間に一度くらいかな。 ここの店舗は寒山寺を模している。周辺と比べるとかなり目立つ存在だ。...
View Articleいちごで作る可愛いデザート「いちごとうふ」
最近、バズレシピで話題になっているリュウジさん。簡単で美味しいメニューをいろいろと教えてくれている。 そんな中から先月は無限湯通しキャベツを作ってみた。これは確かに簡単で美味しい♪ 我が家では大量に作っておいたのだが、あっという間に無くなってしまったほど。 酒のツマミになるものをいくつか試してみたが、今回は初めてデザートに挑戦してみた。 いちごで作る可愛いデザート「いちごとうふ」...
View Article「ブギーカフェ」にて本牧チャウメン
本牧通りの桜はまだまだであるが、二之谷あたりのモクレンが咲き始めている。少し裏道に入ると、どこからともなく沈丁花の香りも漂ってきて、春が近いことを文字通り匂わせてくれる。 私はこれを嗅ぐとなんだか20代後半の頃を思い出すのだ。あれは社会人になって初めての転勤を迎えている頃だった。引き継ぎのための資料を作り、夜遅く家路につくと、沈丁花の香りが漂ってきて、胸をときめかせたものだ。...
View Article「銭湯と横浜」企画展@開港資料館
先月は横浜市歴史博物館で開催中の企画展「銭湯と横浜」に行ってきたが、今月は横浜開港資料館の方を訪ねてみた。 タイトルは“ゆ”をめぐる人々だ。 歴史博物館では写真撮影OKだったのに、こちら開港資料館は一切禁止である。記念撮影用の背景(冒頭の写真)だけは写してもいいというので、これ1枚しかない。...
View Article「一楽」にて豚ハラミの粒胡椒ワインソース炒め
先週は久々に中華街を訪ねることができた。いろいろ宿題となっている店や料理があるのだが、そちらへはなかなか足が向かず、結局はいつもの「一楽」ということになった。 この日いただいたのは、週替わりランチから「豚ハラミの粒胡椒ワインソース炒め」。もう少し早く入店できていたら、気になっていた日替わりの「シンガポール風肉骨茶」が食べられたのだが、この日は早くも売り切れ(涙) 肉骨茶とは何か?...
View Article杉田商店街にコッペパンの専門店がオープン
最近、杉田商店街に大行列店ができた。そばを通ったのはまだ5回くらいであるが、いつも大勢の人たちが並んでいるのだ。 なんのお店かと思ったらコッペパンの専門店だった。 昨日は雪から冷たい雨に変わり、しかもすごい北風が吹いていたので、これなら並んでいないだろうと思って出かけてみたら、なんと、こんな日でも20,30人はいただろうか。 雨の降る寒いなかを並ぶのは嫌だったのですぐさま撤退。...
View Article橋本浩美さんの写真展を観たあとは建築探訪
西門通りにある「爾麗美術」で橋本浩美さんの写真展「青天の獅子」が開催されている。彼女は私が所属するグループのメンバーでもあるので、ここを通り過ぎるわけにはいかない。 このギャラリー、私は何回も訪問しているのだが、始めて入館する人にとっては、ちょっとハードルが高いかもしれない。 というのも、ここはTAOビルの2階にあるので、そこへ至るアプローチで怖くなってしまう人もいるようなのだ。...
View Article創業100年以上の「華香亭」にて野菜そば
昨日のことだが、本牧でまち歩きのイベントがあったので参加してきた。お茶とお菓子付きで、地元の方々から昔の話を聴くことができたのは、なかなか良かったと思う。 集合時間が午後1時だったので、その前にランチを食べなければならない。向かったのは「華香亭」。明治末年か大正元年の創業というから、もう100年以上の歴史がある本牧の老舗中華料理店である。...
View Article中華街をうろつく
東京都で改正迷惑防止条例が成立し、みだりにうろつくことが禁止されたことから、頻繁に中華街の路地裏をうろついている私はちょっと心配になってきました。 なにしろ、中華料理店の並ぶ道だけではなく、住民が生活をしている細い露地まで入り込んでいるのですからね。 そんな心配をしながら今週も町内をうろついてきました。今回の新しい発見は……...
View Article「崎陽軒」のお弁当 “春”
先週のことだが、老人クラブ連合会の依頼を受け、私の所属する楽団が開港記念会館で演奏をしてきた。そのとき、主催者側から提供された昼食は、予想どおり「崎陽軒」のお弁当“春”だった。 ふつうならイベント用の弁当としては、「シウマイ弁当」が最適なのだがね。...
View Article「美楽一杯」にて一献
3月末のことだが、雑誌の編集者と中華街で呑むことになった。こういうお仕事をされている方に喜ばれるのは、上海路にある隠れ家的なお店「ちまき屋」なのだが、残念ながらあそこはチマキの製造が忙しくて、店内で呑むことができなくなってしまった……。 参考に、初潜入した時の記事をリンクしておくね。 ということで向かったのは、北門通りにある、これまた隠れ家的中華料理店「美楽一杯」だ。...
View Articleよく見るPOP看板
北京ダックに油をかけている写真。先日、香港路で撮影した店頭のPOP看板だ。 これって、かなり以前から横浜中華街の中で見かけるのだが、ある特定の店だけではなく、いろいろなところで出くわす。 たぶん看板製作を請け負った会社が同じ写真を使っているのだろうね。 一方、最近見かけなくなった看板が、こういうタイプ。酒類メーカーのロゴや銘柄の入ったもの。...
View Article内川橋と六浦橋@金沢八景
仕事がらみで金沢八景周辺を歩いている時のこと。2つの橋のデザインが同じであることに気がついた。 同じ意匠なのに一つは真新しく、もう一方はかなり古い。 その新しい方が冒頭の写真。内川橋である。 場所的にはここ。侍従川に架かっている。 古い方は六浦橋という。これがその橋の親柱だ。 どうです、新しい内川橋と古い六浦橋の親柱はデザインがそっくり!...
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